Q. 『OJT実践ノート』の導入を検討された背景をお聞かせください。
(これまでのOJTの実施状況、新人育成の課題など)
- 従来新入社員研修は教材を何も用いておらず、新入社員が孤立・疎遠になりがちであった。そのため『OJT実践ノート』を導入し、新入社員の行動を把握・指導し、関係を密にすることにより職場に早く馴染ませるようにした。(商社/食品)
- これまで体系だったOJTの仕組みがなく各地に任されていたため、赴任先により、研修の内容、取り組み度合いにばらつきがあった。業務遂行のために習得すべき項目を検討し、一定レベルまでの標準化を図ることを目指して、『OJT実践ノート』を参考に運用を始めた。(商社/医療機材)
- OJTを具体的に進める中で、指導方針、指導計画を明示する必要があると考えた。OJTの全体像が見えることによって、指導の中で進捗状況の確認や修正もしやすい。
また、当社はOJT教育を体系的にしてこなかったため、指導者がOJTの意味や目的を理解してなかった。(製造/食品)
- 従来は中間採用者用OJTマニュアルを用いての実施であったが、各種不備があり大幅に見直す必要に迫られ、新たな「OJT読本」を作成した。それに基づき実施方法を策定中に御社の存在を知り、見本を取り寄せ検討した結果、使いやすく、内容を弊社に合わせて改変でき、記録を簡単に保存でき、中間の進捗チェックも容易に出来るところが採用の決定理由である。(ビルメンテナンス)
Q. 『OJT実践ノート』はどのように使用されていますか?(あるいは使用予定でしょうか?)
- 実習前にOJTリーダー、実習生へ配布した。OJTリーダーへは活用方法の説明と記入用紙配布、OJTリーダーのまとめ役中心に運営させている。(金属加工)
- OJT指導員の研修の際に配布し、1年間実施。新人の使用については指導員より説明し配布する。進行状況を把握するために1カ月経過後に提出。今後も何度か提出実施予定。(証券)
- まずは指導者に『OJT実践ノート』の使い方、またOJTの目的や意味を説明するための研修を実施。
その後、指導計画などを作成してもらい、新入社員研修にて各指導者から新人に対して『OJT実践ノート』をもとに指導方針などについて話し合う。当然、研修プログラムにおいてもOJTの目的や意味も新人に学ばせる。(製造/食品)
Q.実際にご使用になったご感想や活用度はいかがでしょうか?
- 非常に有効に活用している。新入社員の進捗状況の把握に役立っており、当初の課題であった社員の孤立を回避できる教材になっている。(商社/食品)
- 本年度が初年度になるため、ひな形としての活用。まずは運用出来る事を最優先に。基本3シートを簡略化し使用開始(製造/食品)
- 何気なく行っていた後輩の人材育成について改めて考えなおしたという意見があり、単に自分が知っている知識・スキルを教えるだけでなく、効果的な育成の取り組みについて参考になったという評価があった。(商社/医療)
- 各現場のメンターが、特に「指導項目リスト」に基づき、基礎業務(現場によって様々)を中心に活用している。6月ないし7月には現場巡回して使用状況を確認する予定。(ビルメンテナンス)
- OJTリーダーが何をすべきか、実習生以上に考えさせられて刺激を受けている。また教え方の標準化ができる。(金属加工)
- ノートに沿って実施することにより、OJTが理解しやすい。(福祉機材製造)