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OJTリーダー同士のプライド

OJT以前の問題!?

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Webデザイナー (女性)  2012-11-20

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OJT以前の問題!?

OJTとは少し違うかもしれませんが、最近残念に思うことがありました。

私はソフトウェアハウスに勤める入社1年目の新人です。
情報デザイン部門はプログラミング系の1課とWebデザインを中心とした2課とに分かれており、私は2課に配属されました。同期は管理部門配属の人も含めて12人です。この会社では、年に1度、社内で技術講習会を開いており、部門に限らず新人は全員受講することになっています。

今年は、Webプログラミングをテーマに社内講習会が行われました。毎週金曜日の夜2時間、全6回です。こういう講義が無料で受けられるのはこの会社ならではの贅沢でしょう。入社時研修以来初めて受ける講習会に、ワクワクして臨みました。

講師は、プログラミング系の1課のA子先輩と、Webデザイン系の2課のT男先輩の2人が、交互に3回ずつ受け持ちます。
1人が講義中はもう1人がサポートに回ってみんなの面倒をみるという方式です。人事や総務の子も出席するので、ソフトウェアハウスとはいえ、初心者対象の講座です。
初日はT男先輩が講師役になりました。デザイン部門の先輩なので、初心者向けの内容です。それでもついていけない人には、プログラミング部門のA子先輩がみんなを回ってフォローしてくれるので、万全でした。

しかし、だんだんと雲行きがあやしくなりました。1課と2課の先輩の関係が、ぎくしゃくしだしたのです。きっかけは些細なことでした。
サポート役のT男先輩が「そこは、●●についても解説すべきじゃないですか?」と講義の途中で意見したのです。するとA子先輩、自分の得意分野について意見されたのが気に入らなかったのか、言い方が気に入らなかったのか、「私はその必要はないと思いますから」とつれなく返したのです。新人はみなシーンとなりました。
以来、講師役でないほうは10分も講座に遅刻してきて、後ろの席で内職したり夜食を食べたり。それを講師役の先輩が注意すると、「ハァーッ」と大きなため息をついてやる気無さそうな顔になる。お互いにそんなやりとりが続きました。それならいっそ来なきゃいいのに、と思いましたが、でもそこは先輩自身の教育も兼ねているシステムなのでしょう。2人1組でやることに決まっていたのです。
新人達は質問したくてもとても質問できる状況ではありません。1課の先輩はプログラミングに詳しいので、私達を取り残してずんずん先に進みます。しかたないので、こわごわサポート役の先輩に質問すると、「そんなこともわかんないの」とか「そこは適当でいいんだよ」とか、揚げ句の果てにはまだ質問が終わっていないのに、勝手に席に戻ってしまいます。(あとで思えば先輩もよくわからなかったのかもしれません)
しようがないので、手を挙げて講義をとめ、講師役の先輩に質問すると、「ここはわからなくてもいいです」と、この調子。せっかく金曜の夜をつぶしてまで勉強しようと思っているのに、何もならないどころか、いや~な空気に包まれて新人も講師もストレスにまみれた2時間です。新人6人を巻き添えにして、先輩2人が足を引っ張り合っているとしか思えません。どちらも「新人にちゃんと教えよう」なんていう気持ちは吹っ飛んでいるようでした。なんて非生産的な時間。

2課のT男先輩は、私のOJTリーダーでもあります。Webデザインに関しては一目も二目もおける人でした。確かにコミュニケーションはあまり得意ではなさそうだし、少し言い方が横柄なところはありましたが、聞いたことに対してはちゃんと応えてくれる人です。私は他にOJTを経験したことがないので、OJTってこんなものかな、と思い、別にOJTリーダーに対して不満に思うことはありませんでした。
かたや1課のA子先輩も同期のOJTを受け持っています。同期が言うには、仕事のできる人で日頃は優しい人、少しでき過ぎてついていけないところはあるけどね、ということでした。
そんな2人の先輩が、いったいどうしてこんな風になってしまったのでしょう。人間なので感情的になることはあるかもしれませんが、それにしても大人げない(新人の私が言うのもなんですが)。
誰だって完璧な人なんていません。何かしら問題は抱えているのだと思います。冷静なうちはそれが問題として出ないのでしょうけど、いったん感情的になってしまうと、日頃隠れている問題が大きくなってしまうのかもしれません。自分の中のほんのちょっとの嫌なところが、相手の嫌なところを引き出してしまうというか。

4回目の講座を終えたところで、上司に言うべきなのか、それともあと2回だから我慢してやり過ごすべきか迷いましたが、結局とばっちりが恐くて我慢を選択しました。
これって会社としてはせっかく素晴らしい機会を提供しているのに、ものすごくもったいないことだと思います。
でも、日頃クールな先輩達がヒートアップするとこうなるのだという人間ドラマとしては、とても勉強になりました。2人の先輩は身をもってそれを教えてくれたのでしょうか。
私がOJTリーダーをする時にはこのことを忘れずに気をつけたいと思います。


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