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尊敬する人がいます。大学のゼミの先生です。 先生は人に自分を良く見せるということに関しては不器用で、たいていの場合、第一印象はとても悪い。ふてぶてしくて愛想のかけらも無く、機嫌の良し悪しで自分本位な物言いをします。そのほか、とにかく何かと厳しくて怖い。…
K君は機械エンジニアである。商品を開発する部署で機構や外装の設計を担当している。 そのK君が顕微鏡をのぞいて何やら作業をしている。ちょっと前に作った1次試作品の不具合を修正した2次試作品の調整をしているようである。 試作の内容は、小さいモータの出力を歯車列で減速し、最終端の雌ネジ付きの筒を回し、筒…
某販売会社の業務管理部という部門で働いていた。 法改正があったときや、取扱商品が増えたとき、業務が変更になったときなどに、各拠点にアナウンスして事務を徹底するのが、課の主な仕事だった。 よく、全国の拠点を回って説明会を行うのだが、これは1カ月の内5〜7日間くらいを占めていた。しかし、事前に説明用…
以前勤務した印刷会社の話。Sさんという女性が中途入社してきた。Sさんは前職が事務職であり、オフィス系ソフトが得意でデザインやイラストは独学で学んだ。 ワードやエクセルを使う仕事が増えていたころで、職場は大いに期待したが独学知識は想像通り仕事の妨げになった。 例えば当初のSさんは編集作業で「色付き…
去年まで地元印刷会社に勤めていたが、そこで担う業務の中に学校新聞があった。 教師や生徒、保護者と接し学校という狭い社会の中にも多くの考えや意見を聞ける面白い仕事だった。 OJTとは言えないが、この仕事を通してお客さんから教わったことを書いてみようと思う。…
「今日から新しい職場だ!」 不安と緊張、まだ見ぬ世界への期待が入り混じり、それでも元気に出社したある日。 「最初の仕事は社員の顔と名前を覚える事!今日から3カ月間、社員あてに来る郵便はあなたが配るように!それと、電話の取り次ぎもよろしく、以上」 そう言い残したまま、上司は去ってしまった。…
私は、上司や先輩から何かを教わったという経験はしているはずなのですが、心に残っているものは残念ながらあまりありません。 「教える」「教わる」ということとはちょっと離れるのですが、忘れられない先輩とのエピソードを書かせていただきます。 1994年3月のことです。私は、社会人教育をする会社に勤務していま…
私は4年間OLをしていましたが、どうしても以前からの夢だった保育園で働きたいという思いが強くなり、専門学校に通い保育士の資格を取得しました。 そして、今年から念願の保育園で働くことになりました。 実際に働いてみて、想像通り子供はとってもかわいく、やりがいがある仕事だと実感しました。しかし、職場の人…
私は新卒で某メーカーに事務職として配属されました。 実家を離れ、初めての一人暮らしがスタートしたこともあり、 「これからは自分1人の力で生活するぞ」 「仕事をばりばりこなして稼いでいこう」 と意気揚々と東京のオフィスに向かって進んでいきました。…
OJTは、職務技能を身につけるだけでなく、その仕事で生きている先輩たちの職業意識を学ぶのにも絶好の機会であると思う。以下は、私が生命保険の営業員をしていたときの経験である。 「万全の教育システムがあるから大丈夫よ」後に上司となるMさんの言葉で入社を決めた。営業なんて全く初めて。しかも業界に対するマイ…
何事も「最後の最後まで、何が起こるかわからない」。 だから、たとえ窮地に追い込まれても途中で投げ出さないでNever give upの信念を持ち続けると、きっといい結果が出るはず。 常日頃、わたしが仕事を行う上で心がけていることです。…
前々職のとき上司だったMさんが、最近定年退職したことを耳にしました。 もう10数年前のこと、Mさんは当時、編集の方面では相当なベテランでした。しかし、自分は管理者には向かないからと、ずっと管理職につくことを辞退し続けていました。なんでも、かつて部下を持ったときにうまくいかず、以来自信をなくしていたよ…
「こんな変人ばかりの職場で、やってられない!!」これが、今の職場に入ってひと月くらい経った頃の私の本音でした。ここは、高校中退、不登校、といった子供達に大検を受けさせ、大学受験までの指導をする、という予備校です。 これまで公立中学校や私立高校、専門学校の教員を13年経験していました。学校に来ることが…
「わかりやすく教える」ということは我々「教師」「先生」と呼ばれる人間にとって、仕事のすべてです。 「1たす1は2」というはっきりとした答がある場合も、当然「わからない」と言う人はいます。それを理解してもらうために、反復練習を組み合わせたり、とことん理屈を説明したり、さまざまな方法を試みながら、教師と…
去年までの2年間、人材派遣会社の営業部で働いていた。 人材派遣の仕事は、とにかく誰にも頭が上がらない。 派遣先のクライアントはもちろんだけど、派遣スタッフもお客様。 しかも私は新入社員だったから、チームの先輩にも当然頭が上がらない。…
少し昔の話になるが、このことは是非皆さんにお話ししておきたい。 およそ35年前、私が会社に入社して3年目のことです。 私は専門が化学で、技術屋として生産部門に配属されていました。 組織的には、配下に5つの工場を抱える生産管理部が本社機構の中にあり、私は1年ほど生産現場にいましたが、2年目からこの生産…
「人が人をみる判断基準なんて実にさまざまである」 毎年クリスマス時期になると、私が以前勤めていた会社のことを思い出します。 今回は、OJTとは直接関係ないのですが、人材育成の裏話として私の経験をお話しします。…
言葉ほどその国の文化や民族性を反映するものはない。日本で、もっとも頻繁に使われているのは「頑張る」という言葉に違いないと思う。1日たりとも、その言葉を耳にしない日はない。 母は学校へ行く子供に「頑張りなさい」と声援を送り、 妻は夫を見送る際に、「仕事を頑張って」と一言 学校でも、職場でも、「頑…
中国には、「量体裁衣、量才使用」という諺がある。いわゆる体にあわせて服を裁断する、能力に応じて仕事をさせる、という意味だ。しかし、この中国の常識になじむ私が、思わぬ出来事に遭遇した。…
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