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会社員(女性) 2013-01-22
もう新人という年齢ではないのですが、いまだにささいなミスをしてしまうことがしばしば。
それでも新人の頃に比べれば、徐々に減ってきたように思います。
ミスは、何でしてしまうのでしょうか。
そんなことを日々考えさせられます。
1つ自覚しているのは、性格の問題です。
私は、できるだけ早く仕事を終わらせたい(早く帰りたい)という気持ちになることがあり、確認するということを疎かにしてしまう傾向があります。丁寧に、慎重にということが少し苦手でもあります。だからといって「私はこういう性格なので」と周りが許してくれるわけにはいきません。自分がミスをすると、他の人の手を煩らわせたり、後工程が遅れたりして迷惑をかけることになります。ましてやクライアントに対しては、会社の信頼をなくしてしまうことにもなりかねません。
では、どうしたら正確に確認ができるようになるのでしょうか。
確認というのは、2種類あるように思います。
自己完結できるものとそうでないもの。
特に誰かに確認をするというのは、意外とタイミングが難しいものです。
たいてい周りの先輩たちは忙しくしているので、何となく声がかけずらく、仕事を中断させてしまうのは申し訳ないという気持ちから、できるだけ自己完結しようとしてしまいます。それがかえってミスのもとになってしまうことには、しばらくしてから気付きました。最近は、確認が必要なときに先輩たちが忙しくしていても、「後ほどご確認いただきたいことがあるのですが」とあらかじめ一言伝えて、時間をとっていただくように心がけています。
また、ミスといってもいろんな性質があり、影響度もそれぞれです。
何でこんなことでミスしてしまうのか、気付けなかったのかと悔しい思いをしたことが何度もあります。その一方で、根本的に勘違いしていた、知らなかったということもあります。
OJTリーダーは、そんな私に対してミスを少しでも減らせるようになるために、一緒に分析をしてくれたり、アドバイスをしてくれました。そして、まずはどんなミスをしているかを認識するために、記録をしてみようということになりました。
記録項目は、以下です。
・日時
・事実
・原因
・対応
・影響度
・改善策
さらに影響度は、2種類に分けて3段階で評価するようにしました。
・A:社内への影響度
・B:クライアントの不快度
記録を始めた頃は、情けなくて何でこんなことをしなければならないのかという思いもありましたが、記録することでミスを認識し、冷静に受け止めることができるようになりました。しばらく記録を続けていると、「このミス前と同じだ」と気付かされることもありました。また、ミスをしやすいしくみや環境になっている場合、改善しようという気持ちも生まれるようになりました。
これらのことを経験して私がミスに対して思うことは、以下です。
・ミスを未然に防ぐためには、よく確認する癖をつけること。
・誰かの確認が必要なときは、余計な遠慮をせずにお願いするようにすること。
・それでもミスをしてしまったときは、よく反省してどうすればよかったか改善策を考えること。
これからもミスをしてしまうことはあるかもしれませんが、それでも、徐々にミスを減らせるように日々努力したいと思います。そして、近い将来「正確で仕事が速い」と周りに認めてもらえるようになることが、私の目標です。
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