公開日:2015年06月19日
以下は、新入社員のOJT期間についてのモデルプラン(準備〜終了まで)です。OJTの進め方について参考にしてください。
所属長、OJTリーダー(指導担当者)、職場メンバーがそれぞれに担う役割とタイミングについて、弊社では図のようにとらえています。
OJTリーダーは、新入社員が職場に配属される2週間前には、OJT計画の作成にとりかかるとよいでしょう。
なお、弊社では「新人が業務を担当し始める日」を境として、OJT期間を前半と後半に分けて考えることを推奨しています。
前半は、担当業務を構成する基礎的なスキルを学ぶ期間、後半は、一連の業務を担当しながら応用的な技能を学んだり、スキルアップを図る期間と位置づけています。
以下は、モデルプランについての補足解説です。もちろんこの通りにいかない職場も多いと思いますが、新入社員教育の入社〜配属の節目を意識して、OJTを進めるようにしてください。
学生としての充実期間(入社前の準備期間)です。
社会人としての基礎教育期間です。
人事主導での導入研修(新入社員研修)や実務研修が行われます。
この期間は、職場に配属するための準備として以下のような基本事項を習得します。
基礎スキルの指導期間です。
業務を構成する個々の作業や基本的なスキルをひと通り体験しながら習得します。
OJT期間の前半を終えて、新入社員とOJTリーダーのフォローの機会を設けます。
*参考:弊社の新入社員フォロー研修、OJTリーダーフォロー研修
後半は、応用スキルの指導期間です。
一連の作業、業務を全て1人で担当しながら、業務の担当者としての経験を積みます。
また、イレギュラーな処理やトラブル対応なども徐々に経験させます。
OJTの期間を終え、職場の戦力としての活動を開始する時期です。一連の作業、業務を自分で責任を持って担当します。
また、次のOJTをスタートさせます。
*期間の設定や教育内容は、職種ごとの特性や企業の考え方によって差が生じます。
*各フェーズの習得状況は、個人差が生じます。そのため、後半に進むほど指導内容や指導方法の個別性が高くなります。
弊社では上記のようなモデルプランを踏まえて、新入社員のOJTを効果的にすすめるための教材をご提供しています。
指導担当者用のOJTマニュアル。OJTのしくみが構築できます。
新人用のワークブック。成長を記録し、指導担当者と共有します。
新人用の独習用教材。職場行動の意味を解説します。