私は、高校卒業後18〜24歳までの6年間を航空自衛隊という組織に入り、自衛隊にいながら、通信制で大学を卒業し、卒業と同時に新社会人として大手航空会社系列の航空貨物会社の総合職として入社しました。 屈強な自衛官しかいない基地内の宿舎から、成田空港近くのアパートで一人暮らしをはじめ、自衛官の制服から真新…
最初の緊急事態宣言以来、当社も在宅勤務の体制をとっている。在宅ではできない仕事というのも多い。小口精算というのもその1つだ。本来、末締め翌月10日の払出しが原則だが、なにせ皆、1~2回/週しか出勤しないため、ままならない。…
手戻り、修正、別案、再提出......、うんざりします。 それでも新人の頃よりはいくらか受け入れられるようになったと思います。 某デザイン会社でウェブデザイナーとして勤務していたときのことです。 入社1年目に、プロモーション活動の一環で自社商品のランディングページを立ち上げることになりました。これま…
社会人として働いて4年目、今の会社は2度目の就職先です。まわりは年上ばかりで、先輩とは年齢が10年~20年も離れています。最初は、話が通じるのかななどと思っていましたが、それは杞憂でした。 年齢が離れれば離れるほど、コミュニケーションは難しいのだろうと思っていました。どちらかというと、年上の人には何…
フランスにある国際機関で働きはじめてから3年がたちました。新卒で日本企業に就職してから10年間、日本で経験したOJTと比較して、海外でのOJTについて書いてみたいと思います。 国際機関に勤めはじめてから、OJTという言葉を耳にすることは一度もありませんでした。採用と昇進の体系が日本企業とは異なるため…
美容室チェーンの店長をかれこれ10年以上務めている。エリアのトレーニングマネジャーも担当しているので、毎月行われるテストの評価担当もしている。 新人がカットを任せられるようになるまでは、早い人で2年、遅いと4年くらいかかる場合もある。 技術研修としては、1年目にシャンプー、カラー、ワインディング(頭…
私は現在、海外における不動産開発の一環で、日系ビジネスホテルの海外進出業務に携わっており、現地法人の設立から、不動産交渉、一部運営体制のセットアップに携わり、すでにある国で2店舗開業させている。担当エリアが主に東アジアということで、自然とその地域の方とのコミュニケーションの機会は多く、ここ数年頂く名…
私がバスガイドになったのは、中学の修学旅行のときにお世話になったバスガイドさんにあこがれてのことでした。歌がうまくてお話し上手で優しくて、ああこんな人になりたいな、と思ったのです。 高校卒業後、ある観光バス会社に就職。あこがれのバスガイドになれたものの、理想と現実のギャップは大きく、研修を終えた頃は…
某メーカー系列の販売会社で、営業員教育を企画・推進する部署にいます。 私は中途で入社し、Aさんという先輩からOJTを受けました。Aさんは課長代理で年齢もかなり離れています。 Aさんは、とにかく自分で考えさせることを重視し、やたらと「そもそも」について質問してくる人です。 それは意味のあることではある…
新入社員の頃、ある現場に現場監督として配属されました。 現場監督は、「施工管理」すなわち「建物を構築するための計画を立案し、施工環境を整え、下請け業者に工事を進めさせ、計画どおりに進んでいるかを常時確認しながら、必要な軌道修正を行う」という業務を行います。 分類すると、品質管理、安全管理、工程管理、…
ある小さなプロダクションに転職したときのことです。 たぶんその会社で、OJTという言葉を知っている人は、いなかったのではないかと思います。 なので、ちゃんとしたOJTを受けた記憶はないのですが、初期の頃に指導を受けたのは、2つ年上のアユ(あだ名)さん、30歳でした。その人について書いてみたいと思いま…
製造業の設計部署に勤めて10年が経ちましたが、部下からも「お兄さん」というよりは「ベテランの先輩」として扱われるようになりました。10年も仕事をしていると、例えば考え方の整理の方法など、直接は使わずとも仕事には必要な知識や考え方があることが、よく分かるようになってきます。しかし、この必要性がなかなか…
「ほかの人の失敗の尻拭いなんて、面白くない!」――誰でもそう感じるものだと思いますが、部下・後輩を指導する立場となれば、尻拭いを避けて通ることはできません。かく言うわたしも今日、部下が休暇直前に発送した支店向けの通達文書に脱落があり、不在の彼にかわってお詫びの文書を作成し、全国60か所に向けて発送作…
新卒で入社した某デザイン会社でのことです。 専門学校で多少デザインのノウハウを学んだものの、実務経験なし。パソコンの使い方すら、ままならない状態で、初めて任された仕事が、ある図をトレースする(画像などを下絵にしてなぞり、線のデータを作成すること)という作業でした。 とにかく何でもやりたかった私は、任…
OJTとは少し違うかもしれませんが、最近残念に思うことがありました。 私はソフトウェアハウスに勤める入社1年目の新人です。 情報デザイン部門はプログラミング系の1課とWebデザインを中心とした2課とに分かれており、私は2課に配属されました。同期は管理部門配属の人も含めて12人です。この会社では、年に…
デパートの一角に店を出しているアクセサリー店でアルバイトをしていたときの話です。 どちらかというとアクセサリーに疎い私は、ショーケースに並ぶイヤリングやネックレスなどを見ながら「私の知らない世界......」と不安を感じましたが、友人に紹介をしてもらった手前すぐに辞めるわけにもいかず、少しずつ商品や…
昔、精密機器の組み立てメーカーに勤めていたときの話。 その会社では本業のかたわら、技術系の情報誌も出版していた。当時出版部の人間は、新人の私を含めて5人。OJTリーダーと呼べる人はいなかったが、Sさんという26歳の女性が何かと面倒をみてくれた。今思えば、みな技術には詳しかったが編集制作についてはかな…
私は数年前まで某デザイン専門学校の助手をしていましたが、後になって思い返してみれば失敗したなぁと思うことがありました。…
私がインテリアデザイナーとして仕事をしていたときのことだ。 図面を見ながら、上司に「ここの部屋に貼ったらよさそうなデザインの壁紙を選んどいて」と指示をされたので「どーせ......」と思いながら、一応自分なりに考えて選んだ壁紙のサンプルを上司に見せた。 するといつものように「う〜ん......」と納…
大手食品会社の工場に勤務していましたが、昨年末に転職しました。機械を操作するのではなく、自分の手で食に関わりたいと思っていたので、地元のパン屋に就職しました。…
私が以前働いていた洋菓子店でのことです。 全国にチェーン展開している洋菓子店でしたが、現場で働いてるスタッフは、ほとんどがアルバイト。 店長だけが社員というスタッフ構成でした。 当時、私はある店舗のアルバイトの1人でした。…
コンビニでおにぎりを買おうとした時のこと。ちょうど入荷用トラックが到着したのだろう。店員が2人がかりで山積みのパレットを動かしながらせっせと商品棚に並べている。 私はおにぎりを選びたいのだが、その並べている店員が邪魔で見ることができない。 …
今、都内の某エスニックレストランでアルバイトをしています。 料理がエスニックなだけではなく、お客さんも半分が外国人、スタッフも半分が外国人。トルコ人・シンガポール人・フィリピン人......と、様々な国の人といっしょに働いています。日本にいることを忘れます。良いことも悪いことも含め、毎日ネタには事…
K君は機械エンジニアである。商品を開発する部署で機構や外装の設計を担当している。 そのK君が顕微鏡をのぞいて何やら作業をしている。ちょっと前に作った1次試作品の不具合を修正した2次試作品の調整をしているようである。 試作の内容は、小さいモータの出力を歯車列で減速し、最終端の雌ネジ付きの筒を回し、筒…
「仕事を覚える前にまず人間として成長しろ。」 私のチームに配属になった彼は、みんなからそう言われていた。 もう、入社3年目の男性総合職である。 半分冷やかしのような、半分怒気を込めた本音のような言い方で、彼のコーチ役になっている先輩社員も、いつも殴りつけんばかりに怒りとばしている。 たまたま私も他支…
スキルアップという言葉は不思議である。 昔、正社員30人程度の小さなSOHOネットワーク管理会社で、いろんな職種の採用を担当したことがある。 なぜこの会社を?という質問に対して、 「スキルアップのためです」 と、しれっと答える人が割といた。直接その言葉を使っていなくても、ちょっと違う角度から突っつ…
OJTという言葉ができたとき、喜んだのは人事・教育担当者ではなかろうか。 目に見えるコストとしてOJTは出てこないからだ。会社案内に、横文字で「OJT」と表記されていればイメージもよい。 無知な学生からは先進性のある会社と思われること請け合いだ。 私は計画性のないOJTは反対だという立場をとる。し…
正直、OJTと言われても、ぜんぜんピンとこない。 だから、この稿を書くにあたってもはたと困った。 私は専門職である。 クリエーティブなどと言われ、なぜか割と人からうらやましがられたりもする。 若い頃は私自身もそのイメージに憧れていたこともあり、この世界に飛び込んだわけだが、 やってみれば何の仕事…
書いて残せる「OJT実践ノート」新人を育てる確かな方法があります。
新人の成長を記録し、OJTを活性化させる「OJT新人ノート」
「OJT実践ノート」の概要をビデオで解説します。
新入社員受け入れのためのOJTリーダーを育てます。
OJT指導の見直しに効果的です。
研修の副教材や内定者向け教材としてご活用ください。