OJTリーダーが抱えている問題を解決する
- 1年間の指導期間中には、OJTリーダーはさまざまな問題に直面します。
- ベテランから見ると他愛のない問題もありますが、中には非常に深刻な問題もあり、OJTリーダーが参ってしまっているようなケースもあります。
- 後半の指導に積極的に取り組むには、それらの問題に対して、解決の糸口を与えてやる必要があります。
理論解説とグループ討議を通じて考察する
- 基本的な研修手法としては、グループ内で各自が抱えている問題を出しあい、それに対して相互アドバイスを行う形で、自分たちで解決策を探るスタイルを取ります。
- しかし、それだけだと考察が深まらないケースも少なくありません。
- そこで、講師側から学習や意欲についての代表的な理論解説を行ったり、グループの発表に対するコメントを加えるなどして、OJTリーダーの学習を促進させます。
OJTリーダーが抱えている問題の例
- 指導時間が取れない
- トラブル続きで計画が狂った
- 何でも質問してきて自分で考えようとしない
- 新人が報告してこない
- 嘘をついたりごまかしたりする
- 何度注意してもミスがなくならない
- 不器用で覚えが悪い
- 何度も確認したのに抜けが多い
- 頭が良く覚えが早いけど、手抜きが目立つ
- 1つひとつは非常に丁寧にやるけど、時間感覚がなく遅い
- 電話や直接会って話をすべきことでも、何でもメールでやろうとする
- 面識が少ない他部署の先輩とかに馴れ馴れしい
- 敬語は使っているけど、上から目線の言い方が多い
- 叱ると萎縮するんじゃないかと思って叱れない
- ちょっと注意しただけですぐに泣く
- ほめているのに白けた顔をする
- 新人が自信をなくしている
- 周囲の協力が得られない
- 厳しく指導しようとしているのに周囲が甘やかす
- 1つ上の先輩とつるんで仲よくなり、言うことを聞かない