会社プロフィール

サイトを開設してから、2年と2ケ月。やっとの思いで30,000アクセスに到達しました。
30,000アクセスというのは、インターネット上では非常に小さな数字だと思います。ですが、企業の人事教育担当者という小さなセグメントで、弊社のような知名度もない会社のサイトが30,000ものアクセスをいただけたのは、私どもにとって非常に大きな喜びです。

タイトルに「やっとの思いで」と書きましたが、大げさではなく、正直な感想です。
専任のスタッフもいませんので、みんなでそれぞれ分担し、空いた時間を見つけては少しずつ更新を重ねてまいりました。業績に直結するわけでもありませんので、仕事が忙しくなるとさぼってしまうこともしばしばでした。 そういう中でも、「見てるよ」とか「よく更新してますね」とか「ワークシートを使わせてもらってます」などとお客さまから声をかけていただき、また見知らぬ方からもメールでお褒めの言葉をいただくこともあったりで、おだてに乗ってここまでがんばってこれました。
スタッフ一同、あらためてみなさまに心より感謝し、また今後もがんばっていきたいと思います。

さて、10,000アクセスのときには、アクセス状況をご披露させていただきましたので、今回はサイトの運営方針や今後の構想などをご紹介させていただこうと思います。
まずこのサイトの目的ですが、‘会社の知名度をあげる’こと1点に絞って運営しています。私どもの事業はやはり知名度や実績が大きくものを言うようで、後発で小規模の経営ではどうしても苦戦を強いられてきました。資金力があれば広告宣伝や公開セミナーなどを数多く打てばよいのでしょうが、それもままならず、わずかな資源をサイト運営に集中させることにしました。
そのため、少しでも多くの方にサイトを見ていただき、しかも何度も来ていただいてご利用いただけるサイトづくりをめざしました。 研修用ワークシートの無料ダウンロードやビジネス基本用語集などは、みなさまのブックマークにとめていただくことを期待して作ったページです。
ところが、これらのページの追加更新作業は、非常に骨の折れる仕事となってしまいました。最初は勢いよくやれていたのが、ネタ切れし、1シート、１用語を追加するのにもフーフー言っている状況です。それでも何とかコツコツとやってきたおかげで、今ではビジネス基本用語集が、トップページより数割もリクエストの多いページに育ってきています。

とにかく何度も来ていただけることをねらいましたので、各ページの軽さと情報へのたどり着きやすさには十分気を使ってきました。このあたりのことはサイトの開設当初にサポートしていただいた>CHARADE（しゃれーど）さんに、いろいろと示唆に富んだアドバイスをいただいています。 軽さを維持するために余分な画像や写真は極力排除し、文字情報を中心としながら見栄えもとれる工夫もしてきました。弊社はマニュアル制作も手がけている会社ですので、画像の処理やデザインは得意領域なのですが、今はぐっと我慢して、スピード優先と心がけています。そんな中でもほんの少しだけ見た目もとりたくて、背景には目障りにならない程度の画像を使わせていただいています。

ページの作成は、ホームページ作成ソフトを使わず、全てHTMLタグを直接手入力しています。（初期の頃には多少ソフトを使ったこともあり、METAタグにはソフト名が残っていているかもしれませんが…）。ページ作成の生産性を考えると疑問の声もあるようですが、できるだけきれいでわかりやすいソースコードを維持するよう、心がけているためです。最初は全くの素人からのスタートでしたが、今では営業以外のスタッフは全員、HTMLはマスターしてきました。

サイト上では定期的にコーナーを組んでいます。同じページをコツコツ育てていくのも大切なのですが、やはり新鮮味も演出していきたいというのがねらいです。ただしコーナーテーマは流行の経営手法でなく、できるだけベーシックなものを取りあげるようにしています。各企業で本当に苦労されているのは、日常的な活動ではないかと考えたからです。 しかしコーナーを実施するのがまた一苦労。研修で使ってきた資料や教材はたくさんあるのですが、それをコーナー用に再加工するのは意外に手間がかかります。研修用の情報は各社の実状に合わせて個別的に、サイト上ではできるだけ汎用的に、と考えたのが無謀でした。少しでもみなさまのお役に立てていればよいのですが…。

iモード版の用語集は、全くのテストのつもりで作りました。用語集を携帯から見る必要と言えば、弊社の営業スタッフがお客さま先で質問されて詰まったときのカンニング用くらいしか思いつかなかったのですが、これが意外や意外、多くの雑誌に取り上げられ紹介されました。やはり成長分野に展開するのは大切だと、改めて実感させられました。 また、iモード版というよりビジネス基本用語集を評価していただいたのか、東芝さまのJ-Phoneの新機種で8月に発売されたT-06の専用サイトにも採用されました。

このような中で、この夏の間に将来をにらんだ取り組みをいくつかしてきました。
1つは、全く目立たないのですが、サイトの全ページに渡って修正を加えました。構造やナビゲーションを整理したこととスタイルシートを用いて多少読みやすくしました。たまたま北京歳時記…、おっと気まぐれ歳時記に北京から寄稿している留学中のスタッフが夏休みで日本に帰ってきていて、日頃はできない根気のいる作業をやってくれました。 また、これまでは写真はほとんど使っていませんでしたが、ブロードバンド化をちょっと意識して、5Sの部屋に写真をたくさん使ったページを作ってみました。こちらのページはマニュアルや教材の制作担当の女性スタッフが作成しました。本人にとっては、はじめてのまとまったweb作品です。
教育をビジネスとしている以上、WBTは避けては通れない課題です。今回のページを手始めに、画像だけでなく、アニメや映像のより効果的な使い方も研究していきたいと考えています。

そうそう、弊社サイトは現在レンタルサーバーで運用しているのですが、今月、業者側でサーバーの移行が行われました。それにあわせ、アクセス状況をよりわかりやすく分析できるような工夫を進めています。その作業にチャレンジしているのは現在通信制の大学に通ってる苦学生スタッフですが、うまくいけば（？）、みなさまのご関心をより的確に反映できるようになるはずですので、よりよいサイトづくりに活かしていこうと考えています。

とっても長くなりましたが、今後とも弊社サイトをよろしくお願いいたします。

2001年9月　　代表取締役　伊藤　弘二朗