No.234
つれづれなるままに
ふと、古典などの名著を読んでみようと思い兼好法師の「徒然草」を手に取ってみました。
わかりやすいように原文だけではなく、現代語訳と解説が添えられている本を購入。
おかげで約700年前に心はタイムスリップ。
つれづれなるままに、日暮らし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
有名な序文ですが、退屈だ、暇だと否定されがちな「つれづれ」を価値ある時間と捉えた兼好法師。
混乱の鎌倉時代末期に人間の命もこの世の移り変わりも無常だからこそ
どう生きるべきかと綴られた随筆は、現代でも共感できることが多いように感じます。
何かと慌ただしい毎日に「つれづれ」の時間を持つことは難しいかもしれません。
だからこそ、「つれづれ」の大切さを心に刻んで先人の知恵を今こここであらためて学びたいと思います。
*兼好法師ゆかりの地を訪ねた歳時記は、こちら。[ゆ]
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販売業、サービス業などの接客業務が中心となっている企業では、新入社員研修の中でも中心テーマとなっていて、徹底するまで何度も反復訓練を……
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◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆
○金沢文庫を訪ねて[ゆ] (2023.02.20)
→兼好法師に親近感が湧きます。
◆◇研修News&Topics◇◆(2023.01.30 - 2023.02.08)
○2023年度の雇用保険料率
→増収で財政を安定させることを目指し、 失業等給付等の保険料率を
労働者負担、事業主負担ともに6/1000に引上げに。
○男女間の賃金格差についての情報公表の好事例
→2022年7月女性活躍推進法の改正にともない、
情報公表の好事例や、先進的な取組み例を紹介。
◆◇ビジネス基本用語集(現在1153語)◇◆
「研修・教育」に関するベーシックな用語をご紹介。
-:-:-:-:-: ピックアップ! -:-:-:-:-:
○シングルループ学習・ダブルループ学習
シングルループ学習とは、すでに備えている考え方や行動の枠組みにしたがって問題解決を図っていくこと。
ダブルループ学習とは、既存の枠組みを捨てて新しい考え方や行動の枠組みを取り込むことである。
1978年、アメリカの組織心理学者クリス・アージリスとドナルド・ショーンが『組織学習』において提唱した概念。
組織は、シングルループ学習だけでは環境に適応しながら生き残っていくことは難しい。
過去の成功体験における固定観念を自らアンラーニングし、外部から新しい知識や枠組みをダブルループ学習し、それをまたシングルループ学習によって反復・強化していく。
このサイクルを繰り返し継続できる組織だけが競争優位を保ち続けることができると言われている。
○アンラーニング(unlearning)
「学習棄却」と訳される。いったん学習したことを意識的に忘れ、学び直すこと。
継続的な成長のためには、2種類の一見相反する行動、いわゆる学習(learning)と学習棄却(unlearning)のサイクルを回していくことが必要とされる。
このアンラーニングとは、個人のレベルにとどまらず組織学習の議論の中で注目されている概念で、組織が不確実な環境の中で継続的にイノベーションを実現していくためには不可欠の学習行動とされる。
○学習する組織(Learning Organization)
複雑な状況変化に対応するため、全体のビジョンを共有するメンバーが自発的に考え行動していく組織のこと。
各人は新たな知識やスキルを習得するだけでなく、思考の枠組みや行動様式そのものを変化させながら生産性を高める。
米国の C.アージリスが先鞭をつけ、 P.センゲが体系的に理論を発展させた。
学習する組織へのアプローチとして、アージリスの「ダブルループ学習」とセンゲの「5つのディシプリン」がある。
前者は、決まった目的に合わせて行動を修正するだけでなく、状況に応じて行動の目的自体を修正していく学習の重要性を説く。
後者は、現実を把握し自発的に学ぶメンバーが、自由に意見を交換しながら、共有のビジョンに沿って組織全体の能力を高めていくことを目指す。
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