公開日:2023年01月23日
OJTではフィードバックはとても大切です。特に新入社員へのOJTでは、できるだけ多くのフィードバックを心がけてください。
新人は、フィードバックを通して調整すべきことを知ることができます。
さて、フィードバックとは、相手の行動や発言に対してこちらがどう見ているか(評価)を返してあげることをいいます。フィードバックにはプラスとマイナスがあります。
プラスのフィードバックは対象となった行動を促進させますが、マイナスのフィードバックは対象となった行動にブレーキをかける方向に作用します。
結果の承認 | 好ましい言動があったときやいい結果が出たとき | 「あの一言はうれしかったよ」 「これだけできれば大したもんだ」 |
---|---|---|
プロセスへの承認 | 結果が出なくても、取り組み姿勢ややり方がよかったとき | 「よく頑張ったね」 「今回の結果は残念だけど、今の気持ちを忘れずにやり続ければ必ず芽がでるよ」 |
現状の承認 | 今の状態、活動の内容、努力の方向を認める | 「大丈夫!多少は遅れているけどすぐにできるようになるから」 「できなくてもいいから続けてみよう」 |
主張する事実の承認 (意見が対立したとき) |
本人が主張することの中で事実の部分を受け入れる | 「君の言うとおり、確かに○○だったね」 |
プラスのフィードバックの1つに承認があります。承認とは、相手が行った行動の結果や過程を認めてあげることです。
承認を与えることで相手の行動を促進するだけでなく、安心感や信頼感が生まれ、意欲につながるといわれています。
成果に対してだけでなくプロセスや相手の主張なども承認の対象となりますので、さまざまなタイミングをとらえて承認していくことが大切です。