公開日:2016年08月17日
指導場面におけるインストラクションの目的は、「相手に対し何らかの刺激を与えることで、期待される方向への変化を導くこと」といえます。
そのため、インストラクションは、常に相手の側に立って進めることが基本となります。
次の3つのことを、念頭におきましょう。
まず内容を正しく理解することが大前提です。
自信のないことほど、早口で一方的にまくしたてる傾向が見られますので、自信を持って伝えられるよう、しっかりと予習をしましょう。
また、相手が理解できる言葉で説明できることも重要です。もし専門用語を使う必要がある場合は、必ずその定義を明確にしたうえで使いましょう。
自分が正しく理解していたとしても、それが相手に伝わらなくてはしかたありません。次のような観点から、効果的な伝え方を研究してください。
単にうまく話すとか、おもしろおかしく話すということではなく、いかに相手の記憶に残る伝え方ができるか、が大事です。
相手に合わせたインストラクションができるよう、教え方の引き出しをたくさん持つよう努めましょう。技法・方法論については、またこのTipsでご紹介します。
あなたの姿勢や声のトーンなども、情報として相手に伝わります。次の点に気をつけましょう。
スピードの目安は、1分間に300文字と言われます。これは通常の会話よりもやや遅めです。 ただし、全体に抑揚をつけずに間延びしたペースで話すと、聞いているほうは眠くなってしまいます。内容に応じて強弱をつけ、間を効果的に使いながら、メリハリをつけて話しましょう。