公開日:2015年07月23日
新入社員が、マナーやルール、基本動作が自然にできるようになるまでのステップを、弊社では以下のようにとらえています。
このような基本は、しっかり習慣づくまで根気よく指導する必要がありますが、なかなか身につかない場合、どの段階で留まっているのかを確かめ、それに応じた指導を行う必要があります。
新人にマナーやルールを説明しても、すぐに行動に表れないことがあります。
その場合は状況を観察して原因を探り、原因に応じた対応を選択します。
想定原因 | 状況や背景 | 指導方法 |
---|---|---|
不器用さや能力に 起因している |
納得しており、やろうとしているがうまくできない。 | できないことを責めない。見本を示し、励ましながら繰り返しやらせる。 |
性格が影響 (邪魔)している |
緊張する、照れ臭い、自分が変化することに躊躇がある。 | 見本を見せたり、一緒にやったりする。 ときには背中をおしてやり、やらせることで慣れさせる。 |
自分の行動を 把握できていない (自己認知のゆがみ) |
自分ではやっているつもり、できているつもりでいる。 | 直接・間接にフィードバックを与え、できていないことや不十分なことを気づかせる。 |
受け入れていない 納得していない |
論理的に納得していないだけでなく、感情的に拒絶している場合がある(やりたくない)。 | しかったとしても好ましい変化は表れない。 納得していない原因を探って徐々にほぐす。 |
以上は、『OJT実践ノート』の中でも解説しています。もっと詳しく知りたい場合は『OJT実践ノート』をご参照ください。