No.182
一人前への道は遠い...?

この3か月ほど、新人美容師さんの練習モデルになっていました。
課題は「パーマ液を付ける前のカーラーを巻く手技」。
なんと20分間で約60個もカーラーを巻くそうです。
月に1度の実技テストに合格すればその技術をお客さんに提供できるようになるとのことで、
最初はひと月ほどで終わるつもりでした。

しかし、立て続けに2回実技テストが不合格となり、
気が付けば3か月近く奮闘する美容師さんの元に通っていました。
美容師さんは、何度も付き合わせて申し訳ないと恐縮しきりでしたが、
失敗してもめげずに挑戦を続ける姿を応援するのはちょっとした楽しみでもありました。

そして迎えた3回目の実技テスト。
結果は残念ながら合格点に1点届かず、再びの不合格となってしまいました。
私の目には最初よりもかなり上達したように見えましたが、
店長さんいわく、
「技術を売る商売なので、厳しい評価になりますが
 一つひとつを確実に身に付けるまでは良しとは言えません」
とのことで、体一つで生きていく世界の厳しさをあらためて感じました。
新人美容師さんが一人前になるには、まだまだ修業の日々が続きそうです。

今は練習モデルをやめてしまいましたが、
あの美容室以外でも、閉店後に残って練習している
美容師さんたちを見かけると、心の中でエールを送るようになりました。

     ↓   ↓
☆実は、当社がある日吉は美容室の激戦区なんです。[に]


◆◇OJTの理論&手法:OJT Tips◇◆


OJTとは?定義と関連用語

→あらためて確認したい基本的な用語。


新入社員のOJTと中堅社員のOJTの違い

→指導のポイントや指導方法が異なる点とは......。


◆◇事例:「教えること、教わること」─身近なケース集─◇◆ (2018.05.21)


先輩の涙に励まされ

→2度のOJT。2つの涙の経験から感じたこととは......。


◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆


○こんな母の日 その2[よ] (2018.5.16)

→自らを反省した母の日でした。


○大きな絵を描こう![ゆ] (2018.6.1)

→色彩感覚も気持ちも豊かに。


○紫陽花の思い出[よ] (2018.6.15)

→幼い頃の温かい思い出とは......。


○ただただ、カマキリのこと[の] (2018.6.22)

→3匹の選ばれし者たちとは......。


◆◇研修News&Topics◇◆ (2018.04.10 - 2018.05.15)

-:-:-:-:-: ピックアップ! -:-:-:-:-:


○テレワーク活用・働く女性応援助成金の創設(東京都)

→女性用トイレ・更衣室等の整備等に利用できます。


○男性の育児休業取得者割合、初の5%超え

→「促進策が一定の効果を上げたが、まだ低水準」と評価。


○「建設技能トレーニングプログラム」国土交通省

→web上で無料で閲覧可能です。


○平成29年 労働災害発生状況

→死亡災害は、978人(5.4%増)で前年より増加。


○平成29年度 障害者の職業紹介状況等

→就職件数が9年連続で増加、就職率は、48.4%。


○2018年度 新入社員 意識調査報告書

→「研修制度が充実していること」が、就職先を選ぶ決め手に。


○「職務評価」コンサルタントの派遣希望企業を募集/厚労省

→職務分析・職務評価の導入支援を行います。


○高年齢労働者の安全と健康確保のための職場改善ツール

→「エイジアクション100」を開発。


○ヒューマンエラー防止のためのeラーニング教材

→オフィス編、製造業編、小売業編の3種類を無料で利用できます。


○女性活躍加速のための重点方針2018

→フェアネスの高い社会の構築に向けて。


○「他国の働き方」に関するアンケート調査

→「日本でも導入できそうな他国の働き方」1位はオランダの『時間貯蓄制度』。


○建設労働者雇用支援事業:雇用管理研修

→全国47都道府県において2回以上研修を実施します。


○2018年度 新入社員の会社生活調査

→"副業"ができる制度「利用したい」 は、約57%。


◆◇ビジネス基本用語集(現在1153語)◇◆


「教育・研修」に関するベーシックな用語をご紹介。


-:-:-:-:-: ピックアップ! -:-:-:-:-:


○コンティンジェンシー理論 (contingency theory)

1970年代に台頭してきたリーダーシップ理論で、状況適合理論ともいう。
唯一最適なリーダーシップ・スタイルというものは存在せず、状況に応じて、望ましいリーダーシップのスタイルは異なるという見解に立つ。
この点で、行動理論(リーダーとして望ましい行動パターン研究)と一線を画す。代表的なものに、フィードラーのコンティンジェンシー・モデルやハーシーとブランチャード(1977)のSL(Situational Leadership)理論がある。


○SL理論 (Situational Leadership theory)

リーダーシップのコンティンジェンシー理論の1つ。
唯一最適なリーダーシップ・スタイルは存在せず、有効なリーダーシップ・スタイルは部下の成熟度などの状況要因に応じて変わるとする考え方。
米国のP. ハーシーとK. ブランチャードが発展させた。
状況対応型リーダーシップともよばれる。
SL理論では、部下の職務ごとの成熟度を能力やスキル、積極的姿勢、自信、手際のよさなどをもとに4段階に区分し、それぞれに有効なリーダーシップのスタイルが次のとおり示された。
1. 教示型(成熟度:低)
部下の役割と職務を明確にし、細かく監督する。
2. 指導型(成熟度:やや低)
指示はこちらが与えるが、部下の意見も聞く。
3. 支持型(成熟度:やや高)
日常の意思決定は部下に任せるが、管理は一緒に行う。
4. 委任型(成熟度:高)
管理は一緒に行うが、こちらが関与するタイミングは部下に決めさせる。

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