1.職場生活
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- 外勤・内勤<がいきん・ないきん>
- 外勤とは、営業や集金、配達、警備などもっぱら社外で勤務する人、場合、またその仕事。外回りをいう。
これに対して内勤とは、事務職などもっぱら社内でデスクワークする人、場合、またはその仕事をいう。
- 勤務時間<きんむじかん>
- 出勤から退勤までの時間、あらかじめ会社との契約により決められている所定の時間、拘束されている時間。休憩時間を含む。会社に出ている時間のこと。
- 欠勤<けっきん>
- 有給扱いにならない(給料が支払われない)休み。有給休暇として認められた範囲を超えて休む場合、あるいは会社の了解なく無断で休んだ場合は欠勤となる。「欠勤扱い」
- コアタイムcore time
- ☆→フレックスタイム制
- 残業(時間外)<ざんぎょう>
- 所定の労働時間を超えて働く場合、これを残業という。休日に働く場合も残業扱いとなる。
- 時短<じたん>reduction in working hours
- 労働時間短縮のこと。労働基準法の週40時間制を受け、あらゆる企業に、時短に向けての努力が課せられている。
この実現のためには、いかに労働生産性をあげて、コストを押えるかがポイント。
- ☆→労働時間
- 出社・帰社・退社<しゅっしゃ・きしゃ・たいしゃ>
- 勤め先へと赴くことを出社。出先から会社に戻ることを帰社。勤務時間が終わって会社から出ることを退社という。退社は会社を辞めるという意味で使われる場合もある。(=退職)
- フレックスタイム制flexible working hours system
- 変形労働時間制の1つ。一定期間において、所定の労働時間さえ満たしていれば、1日の就業の開始時間と終了時間を自由に設定できる制度。
ただし、一般にコアタイム(勤務が義務づけられている時間帯)が設けられている場合が多い。
- 有給休暇<ゆうきゅうきゅうか>
- 休日以外の労働日に、労働者が勤務しなくても出勤したものとみなされ、賃金を失うことなくして与えられる休暇。労働基準表により最低基準が決まっている。
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- インセンティブincentive
- 目標達成を促す刺激策。企業が、従業員や販売店あるいは消費者に対して提供する報奨金や景品など。
「馬ににんじん」などで例えられる。
- 給料<きゅうりょう>salary
- 賃金と同義。雇い主が従業員に支払う労働報酬のこと。多くの場合、月給として毎月定期的に支払われる。
給料とその他諸手当を含めた総称を給与(給与所得)という。
- コミッションcommission
- 手数料や斡旋料の事だが、フルコミッション(略してフルコミ)と使われるような場合は、歩合という意味になる。
- 時給・日給・月給<じきゅう・にっきゅう・げっきゅう>
- それぞれ契約形態により、時間ごと、一日ごと、月ごとに支払われる給与の事。時給や日給はパートやアルバイトの契約形態が多い。
- 賞与<しょうよ>bonus
- 賞与とは、一般に年二回、夏季(6〜7月)と年末(12月)に支給される、数ヵ月分の給料に相当する一時金のこと。
ボーナスともいう。
- ストックオプションstock option
- 自社株を、ある一定期間中にあらかじめ決められた価格(権利行使価格)で買える権利を、会社の役員や従業員に与える制度。
会社の株価の上昇が自分の利益に直結するため、インセンティブの一つとされる。
- ☆→インセンティブ
- 定昇<ていしょう>
- 定期昇給の略。企業の設定した賃金表に基づいて、個人の賃金が定期的に昇給されること。
年齢や勤続年数に応じて自動的に昇給される分と、能力や技能のレベルに応じて昇給される分がある。
- ☆→ベア、春闘
- 年功序列型賃金<ねんこうじょれつがたちんぎん>seniority order wage system
- 勤続年数や年齢によって、自動的に賃金があがっていくしくみ。終身雇用を前提とした日本独特の賃金体系。
昨今の不況と高齢化、技術革新の進展によって崩壊しつつある。
- 年俸制<ねんぽうせい>annual salary system
- 年功序列的な定期昇給の概念に対して、昨今、注目されてきている処遇制度。
過去の業績、実績に基づいて翌年度の報酬を決定するというもの。
- 歩合<ぶあい>
- 取引高、生産高、販売額などのある割合に当たる手数料や分配金、報酬の事。
営業の募集広告で「給与○万円以上可能」という表現は完全歩合給の場合が多い。
- ベアbase up
- ベースアップの略。企業の賃金表(賃金テーブル)全体を底上げすること。一般に物価の上昇分や賃金の世間相場などをもとに、団体交渉によって決められる。
- ☆→定昇、春闘
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- 契約社員<けいやくしゃいん>
- 契約によって定められた一定期間だけ雇用される従業員。臨時社員、パート、アルバイトもこれに含まれる。
契約期間の終了時に契約更新を行うことによって雇用が継続する。
- 職位<しょくい>position
- 主任、課長、部長など、その団体・会社が決めた形式的な階級の呼称。ポジション。
これに対し、総務部長、営業所長、経理課長など、具体的な個別の職位のことをポストという。
- 職務(ジョブ)<しょくむ>job
- 組織において、各人が受け持つひとまとまりの仕事や任務の事。いずれの職務にも“権限”と“責任”の両面がある。
- 職務拡大/職務充実<しょくむかくだい/しょくむじゅうじつ>job enlargement/job enrichment
- 従業員に対する動機づけ要因。職務拡大とは、仕事の幅を広げること、職務充実とは仕事を高度化すること。いずれも人材育成の一環として重視されている。
- 派遣社員<はけんしゃいん>
- 派遣会社と雇用契約を結び、派遣先企業の指揮命令下で働く労働者のこと。
1999年12月より施行された『改正労働者派遣法』によって派遣対象業務が原則自由化され、2003年の改正によってさらに対象業務が拡大、派遣の期間制限も緩和された。
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- 5S(活動)<ごえす>
- 職場管理の基盤づくりの活動で、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の頭文字の5つの「S」をとったもの。もともとは製造現場において、安全や品質向上を目的として「整理」「整頓」「清掃」の3つを中心に「3S」活動として取り組まれてきたが、その後「清潔」「しつけ」が加えられて「5S(活動)」として定着した。
- ☆→整理(5S用語)、整頓(5S用語)、清掃(5S用語)、清潔(5S用語)、しつけ(5S用語)
- コミュニケーションcommunication
- 言葉や文字などで意思の伝達を行う事。通信という概念もあり、その場合その機関をさすこともある。
「社員相互のコミュニケーションが大事」
- 就業規則<しゅうぎょうきそく>
- 賃金や労働時間、休暇などの労働条件や、働く上でのルールを取り決めたもの。常時10人以上の労働者を使用する場合、使用者は必ず作成し、労働基準監督署長に届出なければならない。
また、変更に際しては労働者に意見を聴取すること、就業規則を周知させることも義務づけられている。
なお、労働基準法や労働協約に反する就業規則は無効となる。
- チームワークteam work
- ある目標に向けて共同で仕事を行うために、お互いに協力しあい、一体となって、全体としての成果をあげるよう動くこと。
- 帳票<ちょうひょう>
- 金銭の収支や物品の出入り、その他事務処理を行う上で必要となる帳面、帳簿、伝票の総称。元帳、現金出納帳、入・出金伝票、納品伝票、出庫伝票などなど、組織の中では多くの事務手続きが帳票を介して行われる。
- 直行・直帰<ちょっこう・ちょっき>
- 自宅から勤務先に立ち寄らずに、直接仕事先に出向くことを、俗に直行(または直出)という。
また、出先から勤務先に戻らずにそのまま帰宅することを、俗に直帰という。
- 方針<ほうしん>
- 目標を達成するためにめざす方向。具体的には「守るべき条件」および「力の入れどころ」である。
- 報・連・相<ほうれんそう>
- 「報告」「連絡」「相談」の略。職場において、互いに連携をとりながら仕事を進めるために、必要不可欠なコミュニケーションの要素とされる。
- マネジメントサイクルmanagement cycle
- まず計画(Plan)を立てて実行(Do)し、その結果を振り返り(See)、反省点や成果を次の仕事の計画に活かしていく、そのようなサイクルを回すことで仕事をレベルアップしていこうという考え方。
PDSサイクルとも、PDCAサイクル(P→D→Chck(測定・評価)→Action(行動))ともいわれる。
- 目標<もくひょう>goal/objective
- マネジメント理論の中では、ある活動や課題に取り組むときに、一定期間後に実現する状態のことを指している。
これを簡略化して「活動の目的や課題に、期間と到達レベルを加えたもの」と表現されることが多い。何に取り組むかだけでなく、期末までにどれだけやる、どんな状態にする、というところまでを明確にすることで、達成度評価が可能なものとなる。
- モラール・モチベーションmorale、motivarion
- モラールとは、組織全体の労働意欲、士気のこと。これに対しモチベーションとは組織を構成する個々人の労働意欲や動機づけという意味で使われる。
- 優先順位(プライオリティ)<ゆうせんじゅんい>priority
- プライオリティは優先権。仕事をする際には「今しなければならない事」「近いうちにやる事」「いつかはやる事」などに分類して取り組む事が必要。
トッププライオリテイは最優先事項。
- リーダーシップleadership
- 集団をまとめながらその目的に向かって導いていく機能。もともとはリーダー個人が有する能力と考えられていた。
この考え方に立つならば、リーダーシップを有するリーダーは、どんな集団においても強力なリーダーシップを発揮できることになる。
しかし実際には、ある集団でリーダーシップを発揮できたリーダーが、別の集団ではうまくリーダーシップが発揮できないということも珍しくない。
こうした研究が進むにつれ、リーダーシップとは個人の能力のことではなく、集団が持つ機能のことであり、その集団で有効なリーダーシップスタイルはメンバー構成によって決まったり、集団が置かれた状況によって決まるという考え方が主流になっている。
- ルーチンroutine
- 定型業務のこと。一定の手順に基づきパターン化された仕事。効率良く利益を上げるために定型化された日常業務。
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