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NIKKEIプラス1(日本経済新聞土日版)2003.07.19

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【仕事常識 夏休みを上手に取るには】

<早めに日程予告 引き継ぎ万全に>

~前略~

社員研修企画会社、ナビゲートの伊藤弘二朗社長は「毎年みんなの休む希望が集中する時期に取る人はちょっと困りもの」と話す。職場の事情次第だが、年によっては周囲が取る前の7月前半に休むなど、お互いが気持ちよく休むための配慮が必要になることもある。
「有給休暇を利用する場合は仕事の忙しさに応じて上司が時期の変更を申し出る権利がある」と労働基準法は定めるが、会社のためだけでなく、自分が心おきなく休むためにも、うまく日程調整をし、事前の準備をしておきたい。
休みに影響がでないよう商談などの日程は早めに決めておく。休みの2週間ほど前から取引先にメールなどで予告しておくのも有効だ。
厚生労働省の調査では、夏季の連続した休暇日数は昨年の平均7.8日から今年8.7日と伸びる傾向にある。不在の期間が長くなれば商品の追加注文など不意の仕事が舞い込むことも多くなるので、引き継ぎを入念に。
「この仕事は自分でなければ」と囲い込むのではなく、誰でも対応できるように準備する。

伊藤さんが勧めるのは、

  1. 机と棚を整理し、資料のありかがわかるようにする。
  2. 机の引き出しにはカギをかけないか、信頼できる人にカギを預けておく。
  3. 顧客などの連絡早見表を作り、机の上に置いておく。

以上の3点だ。

……~後略~

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