ここ数年、ご依頼が増えている案件の1つに研修で使うケース開発があります。
ケースの種類は、問題解決のケース、後輩指導のケース、営業のケース、そして中には産業財マーケティングのケースなどもあるのですが、特に多いのが評価者研修のケースです。
職能資格制度の全盛時代には、各企業で能力評価のケーススタディが盛んに行われていましたが、成果主義の評価が主流になってから、従来に比べて評価がやりやすいためか、少し尻すぼみになっていた印象がありました。
それが最近になって、やはりしっかりと評価者研修をやるべきとする企業が増えてきたようです。
ところが、今日主流の行動評価、役割評価、コンピテンシー評価などに対応したケースはあまり存在していません。またこれらの行動面の評価は、できれば自社に業務にあったものが望ましいこともあり、オリジナルのケース開発のご依頼に繋がっているのだと思います。
もっとも、全評価者の研修を外部に委託するとけっこうな費用がかかりますが、ケース開発だけを依頼し、研修は内製化してしまえば、コストが大幅に安くすむというのが、一番の理由のようではあります。
ナビゲートで開発するケースは、評価の手順を確認するもの、1つの場面の行動を判断するものといった比較的軽いものから、1年間の物語を通じて評価をつける、10ページ程度のものまでさまざまです。
その他、業務が急激に変化したとき、メンタル系の問題を抱えている部下や面談で納得しない部下への対応など、徐々にバリエーションも増えてきました。
開発過程をご紹介しますと、まず、お客様から評価シートと仕事のマニュアルなどをお預かりし、あとは当社でストックしているケースと織り交ぜながらつくってしまいます。
もし、「うちも評価者研修をやらないとな」という企業がございましたら、まずは以下2つのプログラムの概要をご確認ください。
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