No.190
三つ子の魂

性格には、持って生まれた気質と後天的に形成されるものがあると言われます。
持って生まれた気質とは、いわゆる三つ子の魂というものでしょうか。

自分自身を振り返ってみても、また周囲を見回してみても
確かに、三つ子の魂ってあるなぁと思うことがあります。

OJTをするとき、相手に応じた指導が必要といいます。
それは相手の理解度に応じたという意味もありますが、
その人の気質、というものも考慮したいものです。

変えられない部分を変えろと言われても、
それは別人になれと言うようなものかもしれません。
気質は生かしつつ、変えられる部分を変えていく、
ということが大事なのだろうと思います。

ちなみに、わが家の子どもたち(姉弟)の気質はというと、
なぜかまったく正反対で、子育てに迷うこともしばしばです。

たとえば授業参観のシーン。
「この問題がわかるひとー」という先生の問いかけに、
長女は、おずおずと斜め横に手を挙げます。
答えはわかっていても、あてられたくないのでしょう。
その手は決して上には伸びません。

一方長男は、わかっていなくても「はいはいはい!」と猛アピール。
立ち上がりそうな勢いで、誰よりも高く手を伸ばします。
そして他の人があてられると、「あー!」と身体全体で悔しさを表現。

同じように育てているのに、これほど違いが出るのは
三つ子の魂によるのでしょうか。

これからどんな経験をつんで、どんな後天的性格を重ね、
どんな大人になるのでしょう。
もともとの気質は大切に、見守っていきたいと思います。[ひ]


◆◇事例:「教えること、教わること」─身近なケース集─◇◆


教うるは学ぶの半ば(2019.5.30)

イタリアでの生活は、今年で8年目となる。
イタリアに移住し、自分が日本人であること。
そして、日本の文化・風習にも、より関心を持つようになった。
日本では、考えなかったことわざの深意についても"なるほどー!その通り!"と共感する事が多くなったのは、イタリア生活が長くなってきたからか?
はたまた歳をとったからであろうか?そこは微妙に謎だ。


海外の部下への接し方意識変革 (2019.6.17)

私は現在、海外における不動産開発の一環で、日系ビジネスホテルの海外進出業務に携わっており、現地法人の設立から、不動産交渉、一部運営体制のセットアップに携わり、すでにある国で2店舗開業させている。


◆◇5Sコーナー/ナビゲートの工夫例◇◆


一時保管と不要品ラベルの活用(2019.6.5)

職場で不要品・不急品が発生した場合に一時保管場所で暫定的な管理をします。
その際「どうするのか?」「誰がおいたか?」「いつまでに判断するのか?」などがわかるように「不要品ラベル」を貼り付けることにしています。
ナビゲートでは半期ごとの大掃除のタイミングで産廃を行い最終的な判断もそのときに行うようにしています。


棚板表示と5S管理表(2019.6.14)

5Sを進めるにあたり、誰がどの部分について責任をもって管理するか「管理責任者」を決めることはとても重要です。
ナビゲートでは、5Sの対象箇所に管理番号をふり、管理番号と管理責任者を表示しています。
また、5Sの活動記録と、状態を記録するための「5S管理表」に管理番号と管理責任者をリンクさせています。


コード表示(入口と出口)(2019.6.19)

パソコンをネットワークにつなぐために必須のコードですが、多くのコードをハブのポートに繋ぐ場合などは、どのパソコンに繋がれているコードなのかわからずうっかり抜いてしまうこともありました。
そこで、コードには入口と出口の両方に「どのパソコンに繋がれているか」の表示をしています。


◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆


○梅雨の季節を気分よく過ごす方法は?[ひ] (2019.6.24)

→個性が違う姉と弟。新しい傘を手に入れるまでのプロセスも、また個性が光ります。

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◆◇研修News&Topics◇◆ (2019.5.29 - 2019.6.21)


○eラーニング教材「イラストでチェック ここが危ない!介護施設」

→社会福祉施設で多発する「腰痛」「転倒」「墜落・転落」などの労働災害について、イラストと動画で解説されています。
似たような労働災害は、介護施設に限らず起こりそうです。


○仕事の世界におけるハラスメントに関する実態調査2019

→「職場でハラスメントを受けたことがある」は全体の38%、うち、上司からのハラスメントは「脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言などの精神的な攻撃」、同僚からのハラスメントは「隔離・仲間外し・無視などの人間関係からの切り離し」が多くなっています。


○「女性リーダーの存在は企業成績の向上をもたらす」刊行

→ジェンダーの多様性が達成された企業では、大幅な利潤増を含む企業成績の向上が見られるそうです。


○パンフレット「中小企業事業者の為に産業医ができること」

→50人以上の事業場に選任義務がある産業医、産業医の役割や、活用方法について、一番基礎となる部分が解説されています。


○男性の育児休業取得者の割合は6年連続で上昇

→育児休業取得者の割合は、女性は82.2%で前年度より1ポイント低下しましたが、男性は6.16%で前年から5.14%上昇、男性の育児休業取得者の割合は6年連続で上昇しています。


○6月は「外国人労働者問題啓発月間」です

→「知って守って働きやすく! 外国人雇用はルールを守って適正に」を標語に、労働条件などルールに則った雇用や、高度外国人材の就職促進についての周知・啓発活動が行われています。


○「自転車通勤導入に関する手引き」について

→自転車通勤制度導入のメリットや留意すべきポイント、通勤災害などについても解説されています。
運用に必要な規程や申請書など各様式も準備されています。


○働き方改革に伴う「しわ寄せ」への対策について

→働き方改革の推進による、大企業や親事業者から下請事業者への「しわ寄せ」を防ぐための対応について「工程表」などで確認できます。


○協会けんぽ:各申請書の新様式(令和対応)について

→各申請書は、新年号「令和」対応を使うと、審査や支払いがスムーズです。


○2018年度「働く人の悩みホットライン」利用状況

→男女とも30代から50代の相談が7割、うち「メンタル不調・病気」の相談は40代男性の比率が多く、中間管理職世代で「メンタル不調・病気」の悩みを抱える人が多いと予想されます。


◆◇ビジネス基本用語集(現在1153語)◇◆

「マーケティング」に関するベーシックな用語をご紹介。


-:-:-:-:-: ピックアップ! -:-:-:-:-:


○ニッチ戦略(niche strategy)

→大手企業が乗り出してない分野や、誰も注目していないような分野をねらって進出しようという戦略。ニッチ戦略をとる企業をニッチャーという。いわゆる「すきま産業」のこと。


○レッド・オーシャン(Red ocean)

→レッド・オーシャンとは、競争のない新しい市場を表す「ブルー・オーシャン」に対して、競争の激しい既存の市場を指す。
経営学者W・チャン・キムとR・モボルニュが共著『ブルー・オーシャン戦略』(2005年)において用いた用語。
キムらによれば、レッド・オーシャンは既存のすべての産業を指し、そこではつねに激しい競争が繰り広げられている。
自社の利益を上げるには競合を打ち負かし、限られた需要を奪取する必要がある。
また、企業の行動・判断が概ね業界の常識に縛られているので、競争のためのコストがかさみ、結果として競合同士似たり寄ったりになってしまう。
こうした状況から抜け出すには、ブルー・オーシャン戦略によって新しい市場を創造することが重要であるという。


○ブルー・オーシャン(Blue ocean)

ブルー・オーシャンとは、文字通りには英語で「青い海」を意味するが、経営学では「競争のない新しい市場」を指す。経営学者W・チャン・キムとR・モボルニュが共著『ブルー・オーシャン戦略』(2005年)において、競争の激しい既存の市場を指す「レッド・オーシャン」との対で用いた。
キムらによれば、競合との競争から抜きん出てブルー・オーシャンを創造する製品・サービスは、メリハリ、高度な独自性、訴求力のあるキャッチフレーズという3つの条件を満たしている。それらを実現する戦略の土台となるのが「バリュー・イノベーション」と呼ばれる手法であり、これにより、製品・サービスの低コスト化と差別化を同時に達成することが重要であるという。

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