No.257
小さな勇気

関東も先週梅雨入りをしました。
梅雨といえば、昨年こんな出来事がありました。


ある日の帰宅時間帯、家の最寄り駅に到着すると、
突然強い雨に見舞われました。
常備の傘を広げ、ゆっくり歩きはじめたところ
傘がなくずぶ濡れになりながら
車椅子をこぐ男性に目が留まりました。


その方の後ろを追うように歩いて数分……
どうやら行き先が同じ方向のようでした。
気になりつつもなかなか声をかける勇気が出ません。


右折するために車椅子の操縦に手間取る姿を見て、
ようやく「大丈夫ですか?」と声をかけ、
自分の傘を差し出し、片手で車椅子を押すのを手伝いました。


その方の家の近くまで到着すると、
「ありがとうございます。助かりました」
「梅雨の時期は困ります」
と言ってもらえて安心したのと同時に
どうしてもっと早く声をかけなかったのかと自問しました。


声をかけても迷惑かもしれない。
余計なお世話と思われるかもしれない。
そんなふうに気後れする場面は、日常生活で多々あります。
また、声をかけても断られたら……と、傷つくこともこわいのです。
それでも小さな勇気を出せる自分でありたいと、そう思えた雨の日でした。


◆◇業務マニュアルTips(2024.06.21)◇◆


業務と作業の体系は、2階建てで可視化する


業務の体系が整理されていると、業務マニュアルは作りやすくなりますし、散らかりにくくなります。
業務全体を俯瞰するために、当社が用いているフレームワークについてご紹介します。


◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆


○久しぶりの水族館[ゆ](2024.06.24)
美しい青色の世界に浸り……。


○初夏の鎌倉へ[ひ](2024.06.19)
懐かしい友人たちとの楽しいひととき。


◆◇研修News&Topics◇◆(2024.06.18)


○「育児・介護休業法ならびに次世代育成支援対策推進法」改正のポイント


・3歳~小学校就学前の子がいる従業員の柔軟な働き方の実現を義務化
・育児休業取得状況の公表義務を、常時雇用300人以上の企業へ拡大
・両立支援制度等の個別周知・意向確認を義務化など


◆◇ビジネス基本用語集(現在1153語)◇◆


「事務管理」に関するベーシックな用語をご紹介。


-:-:-:-:-: ピックアップ! -:-:-:-:-:


○業務マニュアル
業務を適切に行うためのノウハウをまとめたもの。
ここでいう業務とは複数の単位作業(定型的な一連の動作)と複数の判断とがセットになったものととらえる。
その場合、業務マニュアルで解説すべき内容には以下のものがある。
・業務を行うためにそもそも知っておくべき概念や知識(理念・方針、事業活動、業務相互の関係性、関連法令・ルール、システム構成、体制など)
・業務の進め方(業務フロー図、処理手順、標準話法、留意事項、使用帳票など)
・業務を行ううえでの基準(指針、判断基準、品質水準、チェックリスなど)

業務マニュアルを利用する主な目的には、未経験者の教育、引継ぎ、リファレンス(必要時に調べる)、業務監査などがあげられる。
また業務マニュアルを作成する主なポイントに、業務の括り方がある。
通常、業務は入れ子の階層構造を持っており、いくらでも細かい作業に分解できるため、業務の括り方をどう設定するか、どの程度の粒度で解説するかについてあらかじめ方針を定めておく必要がある。
そして、複数の業務で発生する単位作業については「作業標準書」として、情報システム等の操作については「取扱説明書(操作マニュアル)」として、いったん情報を切り分けたうえで、連携させるようにするとよい。
なお、企業によっては「作業標準書」のレベルを「業務マニュアル」と呼んでいるところもある。


○作業標準書
一連の定型的な処理を解説するためのマニュアル。
作業基準書、作業手順書もほぼ同義。取扱説明書が主に機能別に手順を解説するのに対し、作業標準書は目的別に手順を解説するという点で異なるとされる。
つまり「見積書を発行する」「○○を梱包する」など、具体的な目的に向けて、通常1人の人が連続して行うひとまとまりの作業を解説したもの。
その手順を守って行えば、誰でも同じ結果を得られることが基本。
作業標準書として記載される項目には以下のようなものがある。
・作業名
・作業の目的
・準備物
・基準(標準作業時間、合否基準など)
・手順
・写真・画像(必要に応じ)
・注意事項・禁止事項


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