No.192
遊びから学ぶこと
友人と「リアル脱出ゲーム」に行ってきました。
リアル脱出ゲームは「密室に閉じ込められた」という設定のもと
複数名の参加者が力を合わせて謎を解き脱出を目指す、という
体験型のアトラクションです。制限時間は1時間ほど。
これがなかなか難しく、スムーズに謎を解くには、以下のような点が重要になります。
(1)役割分担
部屋をくまなく調べてヒントを探す人、
ヒントを組み合わせて謎の答えを考える人、
それぞれ得意なことで問題解決に貢献します。
(2)情報共有
自分が何をしているのか、何を発見したのか、
手伝ってほしいことがあるかなど、
とにかく時間がないので、ためらわず声を出して仲間に伝えます。
(3)相手の話をきちんと聞く
飛び交う言葉から謎解きのヒントを考え、
また行き詰っている仲間がいないか、
自分の役割を果たしつつ周囲にも気を配ります。
(4)成功した人を褒める、失敗した人は責めない
何事もモチベーションが大事です。
楽しんで挑戦した方が謎を解くひらめきが降ってきやすい気がします。
といった具合で、童心に帰りつつも
これは働く上でも大切なことだよなあ、と感じました。
リアル脱出ゲームには過去にも参加したことがありますが、
この日も含め、すべてゴールまで辿りつけず悔しい結果に終わっています。
もっと自分のコミュニケーション力を高めて、
次こそ仲間と一緒にゴールの扉をくぐりたいと思います。[に]
◆◇事例:「教えること、教わること」─身近なケース集─◇◆
○国際機関のOJT(1)押しかけて、自分から。 (2019.09.20)
国際機関に勤めはじめてから、OJTという言葉を耳にすることは一度もありませんでした。採用と昇進の体系が日本企業とは異なるためでしょう。日本では(今のところ)一般的な、就職してから年次を追って昇進・昇格し、ゆくゆくは......
○国際機関のOJT(2)インターンは目下の者? (2019.09.24)
フランスに移住したばかりの頃は、右も左もわかりませんでしたが、徐々に自分よりも後に採用されたメンバーが増え、自然と自分の知っている業務を周りに説明する場面が増えてきました。その中でも......
◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆
○西日本縦断の旅[ゆ] (2019.09.13)
→佐賀県までの道のりで立ち寄ったところとは......。
◆◇研修News&Topics◇◆ (2019.08.01 - 2019.09.25)
○署名・押印の取扱い変更:協会けんぽ
→事業所経由で提出される「被保険者証再交付申請書」、「高齢受給者証再交付申請書」等の届出は、一定の条件により手続きが行われている場合に、本人署名又は押印が省略可能になります。
○「人手不足等をめぐる現状と働き方等に関する調査」結果
→正社員の過不足状況は、6割が「不足」と回答し、「現場の技能労働者」の不足がトップとなっています。
○「無期転換ルールへの対応状況等に関する調査」結果
→このルールの認知度は、
有期契約労働者を雇用している企業等で77.9%、
無期労働契約への転換を「希望する」と答えた有期契約労働者は26.6%。
○「働き方改革関連法」に関する制度解説動画
→「働き方改革特設サイト」において、「進めよう!働き方改革 Part1意義」の配信を開始。
○平成30年「労働安全衛生調査」結果公表
→メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所割合は、59.2%(2017年調査58.4%)で昨年より増加傾向。
○令和元年度 年次経済財政報告
→第2章「労働市場の多様化とその課題」では、女性や高齢者、外国人や障害者等の多様な人材の活躍が見られる一方で、背景には深刻な人手不足があります。
○平成30年労働争議統計調査の概況
→ 前年より38件減の320件で9年連続の減少、主な要求事項は「賃金」に関するものが162件(前年181件)と最も多くなっています。
○過重労働解消のためのセミナー
→全国で9月から順次開催。参加費は無料、事前予約制です。
○令和元年度地域別最低賃金額改定の目安
→引上げ額の全国加重平均は27円で、4年連続の大幅引き上げとなっています。
○2020年卒・新卒採用に関する企業調査(中間調査)
→2020年3月卒業予定者の反応は、エントリー数、選考応募者数ともに2019年卒と比べて「減った」が「増えた」を大きく上回りました。
○第14回若年者ものづくり競技大会 入賞者決定
→今年度は若年者443名が全15職種でものづくり技能を競い、それぞれの入賞者が発表されました。
○「日本のフリーランスについて」調査結果
→フリーランスの働き方をする方の人数は、副業として従事している者も含め、306万人~341万人程度と推計され、全就業者に占める割合は、本業及び副業フリーランス合計で5%程度。
○情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン
→パソコンなどの情報機器、VDT(Visual Display Terminals)作業に従事する方の健康を守るため、健康管理を行う作業区分を見直したガイドラインが新たに策定されました。
◆◇ビジネス基本用語集(現在1153語)◇◆
「教育・研修」に関するベーシックな用語をご紹介。
-:-:-:-:-: ピックアップ! -:-:-:-:-:
○診断的評価 (diagnostic evaluation)
指導の前に、教える側が学習者の状況を把握するために行う評価のこと。
具体的には、基礎学力テスト、適性テスト、パーソナリティーテストなどが挙げられる。
診断的評価を行うことにより、学習者に合った教育目標やカリキュラムを選択できる。
また、学習者のレディネスが不十分と判断された場合は、指導内容の前提となる知識について補習したり、個別のインストラクションを行うことがある。
○レディネス (readiness)
教育や学習が行われるためには、対象となる学習者にある程度の素地が必要とされる。
心身の機能が、ある行動や知識を習得できる段階まで発達し、学ぶ準備が整う状態をレディネスという。
このレディネスが形成されるのを待ってから教育・学習を行うことにより効果が期待される。
レディネスがない状態で教育・学習を行うと、効率が悪いばかりか、マイナス効果を及ぼす場合もある。
指導者は、早過ぎず遅過ぎず、学習に適切な時期を見極めることが大切。
レディネスの重要性を示唆した有名な実験に、ゲゼルの一卵性双生児を対象とした階段登りの実験がある。
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