No.181
トラブルを超えて得られるもの

OJTトレーナー研修や指導者養成研修のなかで、
「後輩や部下に失敗を経験してほしい」という声を聞くことがあります。
失敗しないよう慎重に進めることも大事ですが、
失敗からしか学べないことも多いからだそうです。

先日、わたしも大失敗を起こしました。
作業を終えて帰ろうとした金曜の夜にそれは起こりました。
しかも数週間おいて2回。いずれも油断して余計な
作業をしてしまったために生じたマシントラブルでした。

社内の他のメンバーにも大きく影響するため
週明けまでに速やかに復旧する必要がありました。
1回目は、バックアップの修復中に起こったために
上司を巻き込んで、2日以上かかりました。
2回目は、「またやってもうた......」と一人途方に暮れて、
泣きべそかきながらマシンに向かっていたのですが、
そうしていても解決はしません。ならば、やれることを
一つ一つ試していくしかないんだと思いました。
1回目の経験と、バックアップがあったこともあり、
その日のうちに一人で復旧することができました。

トラブル自体も、起こしてしまった自分もまったく褒められたものではありませんが、
そのお陰で得られたことがありました。
知識としてはもちろんですが、精神的にタフになったことが一番だと思います。

4月から新しい環境に変わった方も、5月の連休も終わり
そろそろ馴染んできた頃でしょうか。
ちょっと緊張がとけたころの「やってもうた!」はよくある話。
もちろん順調にいくよう応援いたしますが、
でも失敗を過度に恐れることはありません。
それはそれなりに役に立つことがあるはずですから......。

     ↓   ↓
☆トラブルでざわついた心を落ち着かせるには......。[ち]


◆◇事例:「教えること、教わること」─身近なケース集─◇◆(2018.04.12)


質問責めのOJT(?)にへきえき

→自分で考えさせることを重視するA先輩。いずれもごもっともな質問ではあるけれど......。


◆◇業務マニュアルTips◇◆ (2018.05.07)


ガントチャートの応用(期日・期間の概念)

→業務フロー図では表現しにくい「期日・期間」についてどのように表現したらよいか。


◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆


○伊豆シャボテン動物公園へ[ゆ] (2018.04.13)

→サボテンの和名に惹かれ......。


○虹色の未来[よ] (2018.05.09)

→作曲者の曲への思いや願いを知って......。


◆◇研修News&Topics◇◆ (2018.04.10 - 2018.05.15)


○平成29年度「能力開発基本調査」結果 

→人材育成に関して「問題がある」と回答した事業所は75.4%。


○青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)改正 

→新規学卒者が希望する地域で働き続けられるよう環境を整備。


○平成29年度「優良派遣事業者」認定発表 

→認定された75社(更新60社、新規15社)を発表。


○雇用保険手続きにはマインナンバーが必須 

→届出に記載や添付がない場合は返戻されるため注意。


○労働保険年度更新申告書計算支援ツール 

→各種ツールをExcelでダウンロードできます。


○2018年度 新入社員意識調査

→今の気持ちを漢字1文字で表すと、「新」「挑」「努」。


○2018年度 新入社員の理想の上司 

→トップは、男性が内村光良さん。女性が天海祐希さん。


○36協定などの届出書 作成支援ツール

→届出書の作成が便利になります。


○がん治療と仕事の両立ができる職場づくりのための小冊子

→web上で冊子の内容を閲覧できます。


○平成29年度「過重労働解消キャンペーン」の重点監督実施結果 

→「労働基準関係法令違反があり」が全体の65.9%。


○2018年度 新入社員の初任給調査

→39.7%の企業が2018年度の初任給を「全学歴引き上げ」。


○中小事業主掛金納付制度

→中小企業は、確定拠出年金(DC)制度を導入しやすくなりました。


○グッドキャリア企業アワード2018プレイベント

→2018年5月29日(火)無料にて開催予定です。


○『雇用保険業務等における社会保障・税番号制度の対応に係るQ&A』を更新

→4月に公表された内容が更新されました。


○日・中社会保障協定の署名が行われました

→日中双方における年金制度の二重加入問題の改善へ。


◆◇ビジネス基本用語集(現在1153語)◇◆


「教育・研修」に関するベーシックな用語をご紹介。


-:-:-:-:-: ピックアップ! -:-:-:-:-:


○フィードバック(feedback)

あるシステムにおいて出力された結果を入力側に戻すこと。
教育の分野においては、ある人の行動や発言に対し、それらを周囲がどう見ているか(評価)を返してやることをいう。
ある人の言動に対しフィードバックがあることで、その人は自分の言動に関するデータを得ることができ、自分の言動を客観的に把握できるようになる。
本人は、プラスのフィードバックを得るとその行動を促進させるが、マイナスのフィードバックを得るとその行動にブレーキをかける方向に作用する。


○ストローク(stroke)

言葉や身振りで相手に働きかけること。精神科医 E. バーンが提唱した交流分析の用語で、コミュニケーションの基本単位をなす。
近年ではコーチングにも取り入れられている。
ストロークには、ほめる、微笑みかける、握手するなどの「肯定的ストローク」と、非難する、怒鳴る、殴るなどの「否定的ストローク」がある。
また、両者のそれぞれに、相手の行為や成果に向けられる「条件つき」の場合と、相手の人格や存在そのものに向けられる「無条件」の場合とがある。
バーンによれば、人は無条件の肯定的ストロークを受けることで自己重要感を増す。
しかし、人は何の関心も示してもらえない状態には耐えられないため、肯定的ストロークが得られない状態が続くと、否定的ストロークでも得ようとするようになるという。
したがって、個人の成長・育成には適切なタイミングで肯定的ストロークを与えることが重要とされる。

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