No.149
学ぶとは、まねることから
本棚を整理していたら、懐かしいモノが出てきました。
それは、モノクロ印刷のカットイラスト集。
私が小学生だったころ、おそらく母がPTAの活動で
使っていたものだったと思うのですが、
私はその本が好きで、パラパラとめくって
気に入ったイラストを見つけると、
広告やカレンダーの裏にまねしながら描いていました。
思えば、その後の私を方向づける、きっかけだったかもしれません。
ところで「学ぶ」の語源は「真似る(まねる)」という説があります。
また、「習う」は「倣う」とも書きます。
私自身、これまでいろんなコトをまねて吸収しながら
自分なりの世界を形作ってきたように思います。
そして何かをまねしたいと思うとき、必ずその対象となる人や
モノに対して、憧憬や敬意があったように思います。
"まね"にはマイナスのイメージもありますが、
それは、リスペクトのない、表面的で打算的な模倣に終始する
場合ではないでしょうか。
とはいえ、
時折、自分にはオリジナルなものがあるのだろうかと
不安になることもありますが、
「独創力とは思慮深い模倣以外の何ものでもない」
というヴォルテールの言葉を胸に
これからも、良いものを(できるだけ思慮深く......)
まねていけたらなと思います。
この春新人を迎えた職場では、OJTが始まったころでしょうか。
周囲の先輩のよいところをおおいにまねて
自家薬籠中のモノとしていただきたいものです。
そして、まねしたくなるような先輩でありたいものですね。
○「静かなるドライバー」
→ 仕事の覚えは早いが無口な新人。一人で黙々と働く新人の身に何が?
職場のコミュニケーションはどこまで必要?2015.05.13
◆◇Q&A ー目標管理(MBO)ー◇◆
目標設定でよく聞かれるお悩みをご紹介。
Q:国内に分布する営業拠点で、目標シートの課題に共通のガイドラインはありますか? 受注・売上・利益などの共通のテーマが必要ですか?
Q:拠点別にノルマがありますが、職能等級に応じて難易度を変えるための良い考え方・対策等はありませんか?
◆◇研修News&Topics◇◆ (2015.03.30 - 2015.04.20)
○「平成27年度障害者雇用職場改善好事例募集」
→好事例により、障害者の雇用促進を期待します。6月1日(月)必着です。
○労働安全衛生法に基づく「ストレスチェック制度」実施マニュアル
→制度施行(平成27年12月より)に先立ち、実施マニュアルが公表されました。
○パワーハラスメント対策導入マニュアル
→職場のパワーハラスメントの予防から事後対応までサポートされています。
◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆
○下を向いて歩こう[ち] (2015.05.01)
→上を見上げる桜もいいけど、足元にも心なごむ風景が!
○海辺の休日[た] (2015.05.12)
→茨城県の大洗海岸で目をひいたものとは......。
○京都散策で歴史にふれる[な] (2015.05.22)
→坂本龍馬に想いを馳せながら訪れたゆかりの地とは......。
以下の用語を追加しました。
控除/手取り/ハラスメント(2015.04.28)
計画/統制/問題/問題状況/課題(2015.05.11)
-:-:-:-:-: pick up! -:-:-:-:-:
○計画
計画とは、目的を効率よく実現するために行う事前の管理活動をさす。
計画は、活動を開始する前に行う作業で、通常、投入可能な資源をいつ、どこに、どれだけ投入していくかを計画する。また、その活動で予測される問題(阻害要因)を事前に解決しておくためのものとされる。計画では、大きな計画の中に部分的な計画が含まれることがある。大きな計画には、(基本的な)目的、現状、問題、課題、目標、および部分的な計画などが含まれる。それに対し部分的な計画は、実行するための方策や手順を含めたより具体的なものとなる。経営における計画を例にあげると、経営計画を大きな計画と位置づければ、部門別計画や月次の実行計画などが部分的な計画にあたる。
○統制
統制とは、活動の計画と実際との差異を修正する活動をさす。計画を策定した場合に、実行段階で行う管理活動であり、計画通りに進めるための支援活動(修正活動)となる。
日常的な活動では、進行管理や進捗管理などともよばれるが、これらは統制の一部と位置づけられる。統制は、計画した活動の監視と、計画との差異が生じた場合に行う修正活動からなる。監視する対象で分類すると、活動や作業が計画通りに行われているかを管理する作業統制や、予定したスケジュール通りに進んでいるかを管理する進度統制などがある。いずれの統制においても、計画とのズレが生じた場合には対策を講じる必要があり、これを異常対応とよぶ。
○ワールドカフェ
ワールドカフェとは会議の進め方の1つで、カフェのようにくつろげる雰囲気をつくって自由な発想を促し、議論を活性化させるしくみのこと。米国のアニータ・ブラウンとデイビット・アイザックスが1995年に開
発・提唱した。企業研修などで用いられている。参加者は1テーブル4人程度のグループに分かれ、テーマについて自由に会話をする。一定の時間が経ったら、各テーブルのホスト役以外は別のテーブルへ移動し、異なるメンバー同士で会話をする。これを何回か繰り返すことで、あたかも参加者全員で話し合っているかのような効果が得られるとされている。
○問題
経営活動における問題とは、何らかの基準値と現状もしくは実際とのズレ(差異)を指す。
たとえば、ある作業に10人が必要な場合に、7人しか集まらなかったとする。この場合、必要人数の10人が基準値で、集まった7人が現状(実際)となる。よって、問題は7人しか集まらないことではなく、3人不足していることだと捉える。基準値には、定常の水準だけでなく、期待値や目標値などを用いることもある。よって期待値や目標値を高く設定すると、それだけ問題は大きくなる。
◆◇企業人事物語:「正気堂々」◇◆
・人事のベテランによる連載、続々更新中です。
第7章 新生 2015.04.24 - 2015.05.25
・58 「大口定期預金」
・59 「力量」
・60 「最初の事案」
・61 「プラスアルファ金利」
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