No.138
「教える」ことから「考えさせる」ことへ

サッカーW杯で盛り上がる中、寝不足気味の方も
多いのではないでしょうか?
私はといえば、昨年小学校入学を機にサッカーチームに
入団した長男とともにコーチとして参加。
子どもたちも2年生に進級し、成長を感じる場面が増えてきました。

先日、ある大会でなんと準決勝に進出。
優勝も夢ではなく、我々コーチ陣のテンションも最高潮!
しかし対戦相手は優勝候補の強豪チーム。
手に汗握る試合展開でしたが、残念ながら0-1の接戦で
破れてしまいました......。

これまでは、勝っても負けても他人事で、すぐに遊びに夢中に
なっていた子どもたち。
しかしこの日はいつもと違い、試合中に意見交換する場面も。
そして試合終了後は、試合に出られなかった子、十分力を発揮
できなかった子が悔し涙を流す。
そんな姿に思わずこちらも「ウルッ(涙)」としてしまいました。

それからは、コーチも子どもたちへの接し方を変え始めました。
これまでは強く指示して、何かを「やらせる」ことが多かったのですが
「次は何をやるんだっけ?」「さっきのあの場面、どう動けば良かったと思う?」
と、質問を投げ掛けるようにしています。
「えー、わかんない!」とあきらめてしまう子もいますが、
自分で考え行動しようとする子も、少しずつ増えてきました。

「教えこむ指導」から、「自分で考えさせる指導」へ。
皆様の職場ではどのような指導を心がけていますか?

☆「自分で考える」ようになった結果は、こちらから


こんな感じです
[ね]



事例:「教えること、教わること」-身近なケース集-

○「ナビゲートのOJT ~職場復帰プログラムを受けて~」               
   
OJTリーダーは、育児休業を2回経験した[ひ] OJT対象者は、このたび育児休業から復帰した[ゆ]
リーダーの経験者ならではの心配りで、OJTは順調に進んでいきます。2014.6.9


◆◇ビジネス基本用語集(現在1097語)◇◆


OJTを進めるにあたり、コミュニケーションの取り方は
とても重要。
今月は「コミュニケーション」に関する用語をご紹介します。


▽用語の紹介▽

 ・傾聴
 ・パッシブリスニング
 ・投げ返し法
 ・ハーフアンサー法


○傾聴

もともとはカウンセリングにおけるコミュニケーション技法の1つ。
傾聴の目的は相手を理解することにある。それにより、話し手が自分自身に対する理解を深め、建設的な行動がとれるようになるようサポートする。
傾聴で大切なのは次の3つとされる。
1. 言葉以外の行動に注意を向け、理解する(姿勢、しぐさ、表情、声の調子など)。
2. 言葉によるメッセージに最後まで耳を傾け、理解する。
3. 言葉の背後にある感情も受け止め、共感を示す。


○パッシブリスニング(受動的傾聴)

傾聴技法の1つで、相手の話を黙って聞く方法。「あいづち」や「うなずき」、あるいは話し手の「思いを引き出す言葉」を投げ掛けてやることで、話しやすくしてやることから「はげまし法」とも言われる。


○投げ返し法

指導における解答技法の1つ。学習者からの質問に対し正解を与えるのでなく、逆に質問で投げ返す方法。
「なぜ~するのか」といった質問に対し、「あなたはなぜだと思いますか」とそのまま質問を投げ返したり、「もしそうしなかったらどうなると思いますか」と考える糸口となる質問を投げ返すことで、学習者が自ら正解にたどり着くように導く。


○ハーフアンサー法

指導における解答技法の1つ。学習者からの質問に対し半分程度の回答を与え、残りは自分で考えさせるようにする。
例えば「なぜ~するのか」といった質問に対し、「まず1つは○○だからです。もう1つ理由はあるんだけどなんだかわかりますか」と解答の一部だけを与えたり、「そもそもこれは何のためにやっていたんでしたっけ?最初の目的から考えてごらん」と考える道筋だけを返すなどの方法がある。


◆◇研修講師紹介◇◆  (2014.6.24)


村上 由美子氏

*歯切れよいインストラクションでスピーディーに展開する研修が得意です。
*おすすめのテーマはこちら

「プロジェクトマネジメント研修/
プロジェクトマネジメント手法を活用した業務改善研修」

「エンジニア向けコミュニケーション研修」



◆◇研修News&Topics◇◆ (2014.5.30 - 2014.6.16)


平成26年度ダイバーシティ経営企業100選セミナーin関東

平成25年度ダイバーシティ経営企業100選受賞企業 3社によるパネルディスカッションが繰り広げられます。


外国人労働者問題啓発月間

外国人労働者を適正に雇用するために。


「働きやすい・働きがいのある職場づくり」に役立つツール

「働きやすい・働きがいのある職場づくり」をめざし、こんなツールも活用してみませんか。


「キャリア支援企業表彰2014 ~人を育て・人が育つ企業表彰~」公募。

厚生労働省では、従業員のキャリア形成支援に取り組む企業を公募しています。


◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆

・「歯科医の今昔」 

子どもに対する歯科医師の対応も、40年経てば随分変わるものですね。[よ]2014.5.30

・「大河ドラマから感じたこと」 

ごひいきのタレントが出演しているからという理由で大河ドラマを楽しむ[よ]
一方、そこから現代日本の平和を感じ取る娘。[よ]2014.6.20


・「ニーズに沿った贈り物」 

サプライズもいいけど、たまには「本当に必要なもの」を贈りたい。ニーズ把握にチャレンジ![よ]2014.6.23

・「君の名は......」 

4年の時と苦難を乗り越え、ワールドカップ開催とともに咲いた可憐な花。君の名は?[の]2014.6.25



◆◇企業人事物語:「正気堂々」◇◆

 ・人事のベテランによる連載、続々更新中です。

 第7章  新生  2014.6.5 - 2014.6.25

  ・26 「退職金とは」
  ・27 「不思議な男」
  ・28 「キックオフ」

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