弊社は製造業です。 製造現場だけでなく、事務系の職場にも5Sを適用する際、 どのレベルまで要求すべきでしょうか?
弊社がメーカーで5S活動をサポートする際には、事務系職場も製造現場と同様のレベルで活動していただくことを推奨しております。「現場は現場、事務所は事務所」という活動ですと、様々な面で不十分となってしまうケースが多いからです。
・5S活動への推進力や一体感の低下
・現場側からの不満(やらされ感)
・会社(工場)の管理ルール/基準の不統一 など
そのため、取り組むのであれば全社一斉を基本と考えます。
また用いる管理基準や運用ルール、期待水準も現場と同様であることが望ましいと思います。(ある企業では、構内協力会社にも一緒に取り組んでいただいています)
事務所職場の整理・整頓に関しては、キャビネット/ファイル(書類)、個人机、書庫などにおいて廃棄・表示等すべきものは多いですし、傘立て、パソコン配線周りなど見落とされがちな箇所も多くあります。(またデータサーバーの共有フォルダなども対象にするケースがある)
特に事務所は共有のスペースや書類、備品が多く、管理責任の所在が不明確なことが多く、なかなか進まないという面があります。
清掃に関しては製造現場に比べるとよごれにくい、という側面がありますが、それでも内外部者が日常的に利用する箇所、共有スペース、建屋外周など日常清掃の対象も多くあります。
また清掃業者が入っている場合でも、机下、キャビネット裏、エアコン、蛍光灯など一定サイクルで清掃を行うことが望ましい箇所があります。
現場の5S活動自体を活性化するためにも、事務系職場が積極的に、また高いレベルで取り組むことは非常に望ましいのでないかと思います。
5Sとは…5Sの効果とは…の回答や、5S活動のしくみづくりの冊子もあわせて差し上げます。
5Sって何をすればいいの?が解けます。
お客さまの状況にあわせて、ゼロからマニュアルやツールを作成します。