仕事の都合など5Sを徹底する時間がとれない場合はどうすればいいでしょうか?
時間がないというのは言いわけだ、という意見があります。
実際にそれほど忙しそうでもない人がそう言ってる場合も有り、言いわけだという指摘があたっている場合があります。
その場合、「時間がないというのは言いわけだ。やろうと思えばできるはずだ。やりなさい」と強く促しても構いませんが、そう言われてしぶしぶとりかかる人
もいますが、返って忙しそうに振る舞いはじめる人もできています。
そこで、まず5S活動を行なう日や時間を決め、時間を作ってやることが必要です。
職場の性格や書類やものの発生頻度によって、毎日昼食後に20分とか、週に1回何曜日に1時間とか、第2金曜日とか、時間をとりやすいよう設定します。で
きれば就業時間内で時間をとってやる方が、5Sが重視されているということがメンバーに伝わりやすくなります。
しかし、時間を決めていたとしてもなし崩しになったり、その日に本当に忙しく時間がとれないということもあります。特に時間的に不規則な職場、
お客さまの都合で振り回されやすい営業の職場、受託型の仕事で常に納期を抱えている職場、1つの案件にとりかかるとしばらく切れ目がない開発型の職場な
ど、計画を作ってもその通りには実行しづらい職場もあります。
そのような職場ではいくら5Sが重要と言っても、お客さま優先、納期優先にせざるを得ません。
また技術者、研究者、クリエーターなどは、集中して仕事をしているときに思考を中断させるのは得策ではありません。
ただし、ここで大切なのは「今日はできない」というのは認めても、「いつもできない」というのは認めないことです。
仕事の大きな山場が越えるときを見計らって仕事の優先順位を逆転させ、間髪入れずに5Sに取り組ませることがポイントになります。
特に開発型の職場では大きな案件が終わったあとにだらけてしまっていることが多いので、このようなときに5Sに取り組み、次の仕事に向けてリズムをつけて
いくことがマネジメントの面から考えても効率的かと思います。
5Sとは…5Sの効果とは…の回答や、5S活動のしくみづくりの冊子もあわせて差し上げます。
5Sって何をすればいいの?が解けます。
お客さまの状況にあわせて、ゼロからマニュアルやツールを作成します。