ソファを買うのも一仕事
最近、ソファを買い替えました。
17年間使い続けたソファ、座り心地が好みでとても気に入っていたのですが、数年前から座面にヒビが入り、それでもしつこく使っていくうちついに中の綿が飛び出てそろそろ限界、残念ですが新しいものを探すことになりました。
時の流れはあっという間で、買ったときは生まれたばかりだった娘も今や女子高生です。
わが家はみんなソファに座っている時間が長く、うっかり寝てしまうくらいくつろいでいるため、この用途は譲れません。
全体の大きさだけでなく、座面や背もたれの高さ、奥行きなど細かくサイズを測り、メジャー片手に近隣のホームセンターや家具店を回ることになりました。
メンバーは夫と私。大方の希望は似ているのですが、それでも譲れない部分があり、あーでもない、こーでもない、となかなか先に進めません。
家事を担当している私は、帰宅後は食事の支度から片づけまで一気に済ませ、ソファに座るのは寝る準備が整ってから。その間、ちょっと小休止で座れるよう、次はカウチタイプにチャレンジしたいと思いましたが、夫は在宅中のほとんどをソファ上で過ごすため、何よりゆったりした座り心地が重視。さらにのんびりくつろげるようリクライニングタイプに興味津々です。
タイプが全く違うのですが、実際に見たり座ってみると「リクライニングだと気持ちよすぎてこのまま溶ろけそう」とか「カウチだと部屋ががらっと変わって新鮮!」などと心が揺らぎ迷うばかり。
ただ、簡単には買い替えられないため、実際に使って何か不都合があっても絶対私のせいにはしたくない、責任逃れをしたく、最終決断は夫に任せるつもりでした。
いくつかの店に何度も足を運ぶうち少しずつ意見もまとまってきて、結局リクライニングタイプに絞ることになり、ある店のソファが気になりました。
しかし、その店の営業担当者は早口なうえ、こちらが聞いていないことも一方的にどんどん説明してくるので、ありがたいのですが少々苦手。
できるならあの担当者から買うのは避けたい。。。けれど商品はすごく気になる。
そんな大人げない葛藤をしながら何度か足を運ぶうち、ある質問をしてみました。
「猫を飼っていて、新しいソファが傷付くのが心配なのですが、この革は猫の爪に耐えられそうですか?」
すると
「特にペット用の保護加工はしてないけど、留守中にペットが何かしてもいいように、布などを掛けておくのもいいかと思います」とお得意の?早口でアドバイスが!
「なるほど、それは思いつかなかった、やるじゃん!」と担当者を見直し、結局そこで買うことになりました。
このまま一生好みが見つからなかったらどうしよう、と不安でしたが、落とし所があり一件落着して、ほっと肩をなで下ろしています。
しかし、あんなに慎重に選んだはずなのに、実際に部屋に運ばれてくると店で見たときより圧迫感もあり、よくありがちの「あれ?イメージと違う」ということに......。
「仕方ない、そのうち慣れるよ。これからまた長期間使って、次に買い替えるときは年齢的にも1人欠けているかもよ」と軽く冗談を言い合い、ついにわが家の一員となったソファ。
大事に使っていきたいと思います。
★そういえば、17年前にソファを買うときも、一騒動ありました。→ 「入らなかったソファ」
長い間お世話になりました。 | すっかり見慣れましたが、明らかに買い替え時期のサイン | 撤収前に感謝を込めて、みんなでパチリ |
我が家には大きすぎましたが そのうち慣れることでしょう! |
一番長時間居座るのは猫かもしれません。 | リクライニングボタンの横にはUSBポートが! どんどんダメ人間になってしまいます。 |