多肉ふたたび
7月に、ステイホームで多肉ざんまいをしていることを書きました。
今回はその続編です。
多肉達はめいめい元気にもりもりと育っており、紅葉の時期を迎えました。
このところめっきり寒くなり、横浜でも最低気温が0度になる日が続いています。
毎日アレクサに最低気温を尋ね、夜はビニールカバーをかけて保護し、朝起きると外すという、日々のルーティーンがまた1つ増えてしまいました。
この1年、世界はCOVID19で大変なことになっているのに、多肉達は知ってか知らでか、どこ吹く風です。
傍らにあるこの平和な別世界が、愛おしくもあり、癒されもします。
いやいや、平和というのは人間側の勝手な見方で、彼らには彼らなりの試練があります。
見事な紅葉も、冬場のストレスをしのぐ防衛策の結果であり、葉を立ち上げた丸いフォルムも、乾燥から身を守る術だったりします。
そもそも原産地(主に中南米)から遠く離れた日本の気候は、決して居心地のいい場所ではないはずです。
この厳しい環境に必死に適応しようとする姿を、人間はこちら側から、美しいとか可愛いとか、勝手に解釈して愛でているわけで、そう思うと複雑な気持ちにはなります。......でも可愛い。
今私たちは、もしかしたら1つのシーズンに適応し、生き抜こうとしているのでしょうか。
誰かがそれを美しいとか可愛いとか、思うかどうかはわかりませんが、腐らずにただただ適応して生きる、しばし多肉を見習って新生活に馴染んでいきたいと思う今日この頃です。
さて、 その後わが家の多肉達がどうなったのかご紹介します。彼らの必死の変化をご覧ください。
しどけなかった桃太郎も、きりっと色づきはじめました。
7月の状態 | 12月。ピンクの爪がキュート |
プリっプリだったリトープスが、ヨーダのようにシワッシワに! 株分けのストレスか脱皮の準備か?
11月はこんなにプリプリだったのに | ......ど、どうしましたか? |
虹の玉3姉妹は実は7姉妹でした。同じ場所で育ってもこの違い。
7月の貧弱な3姉妹 | 12月現在の3姉妹。ワインレッド | もうこんなに紅葉している姉妹も |
奥が虹の玉、手前は乙女心。似てますが姉妹ではありません | 増え続ける姉妹と親戚達 |
女帝リラシナはますます女帝らしく。 マットなルリ色が実に妖しい。
7月の状態 | 12月。鉢いっぱいに成長(これだけ一眼レフ) | 上から見るとこんな感じ |
たくましき者たちはシェアハウスを卒業、独立、切り戻し。これが最後の集合写真。
6月の状態 | 7月の状態 | 11月。この後、秋麗と黄麗は抜かれて切られます。 |
冬でも野ざらし、たくましく生きるセンペルビウム。
6月の状態 | 11月。まるで別人(?) |
重症から復活したハオルチア ブラックオプツーサ。
夏に成長点が溶けたものの見事復活 | 傷口を覆うように新芽が続々と |
クローンを増殖し続けるアドロミスクス コーヒービーン。
7月の状態。 | 12月。小さな芽がぽこぽこと | 夏にこぼれた葉からも新芽がでました |
シェアハウスで押され気味に生きてきたモフモフ系。うぶ毛のある者たち
地味だけど可愛い月兎耳(つきとじ) | 銀色に光るうぶ毛と赤い縁取が美しいハムシー | クラッスラ 紀の川。秋麗の陰でひっそり生きてました |
前回紹介できなかった者たち。こんなのもいます。
どこまでも自由な舞乙女(数珠星かな?) | もちもちぷくぷくが魅惑のだるま秋麗 |