審判も悩んでいます
コーチといっても技術面の指導は若いコーチにお任せして、私は、ちょっと練習から外れた子供たちの話し相手になったり、大会や遠征時の送迎を担当したりと、どちらかといえば雑用係に近いのですが......。
そのコーチの役割のひとつに「審判」があります。
サッカーの場合、主審1人の他、副審が2人。大会によっては第4の審判が必要な場合もあります。
少子化に伴い、子ども(選手)の数も減少気味ですが、それと並行してコーチも人数不足な状況。
そのためサッカー未経験者の私も時に審判として出場しなくてはいけません。
一応は4級審判員の講習を受け、資格を取得していますが、講習では審判技術の詳しい解説がありませんので、独習か実地で学ぶしかありません。
私の副審デビューは昨年の秋。練習試合ではありましたが、先輩コーチのOJTのもと、緊張しながら体験したのを覚えています。
その後、徐々に公式戦でも副審を担当してきましたが、いまだに「オフサイド」という反則をとる判断に迷いがあります。
オフサイドとはいわば、"待ち伏せ"を禁止するプレーです。
それをジャッジするためにいくつかの条件があるのですが、そう単純でない場合も多くて、フラッグをあげることに躊躇してしまったことが何度かありました。
オフサイドを取らないと攻撃側が圧倒的に優位になってしまいますので、多くの場合、それが得点につながります。
先日も競っている試合で、私のジャッジミスから得点を許してしまい、試合をしているチームのベンチ(コーチ)からブツブツと非難の声が聞こえ、心苦しさと悔しさを感じていました......。
それからというもの、日夜オフサイド研究とルールブックの熟読に励み、先日はついに公式戦で主審デビュー。
試合をしている子どもたちに申し訳なかったのですが、かなりのワンサイドゲームだったこともあり、余裕をもってジャッジをすることができました。
とはいえ、笛の吹き方、立ち位置の取り方などまだまだ課題もあります。
PK戦やチーム(&保護者)の命運をかけた大事な試合など、こちら側が緊張する試合もたくさんあります。
あと数年間は審判として悩む日々が続きそうです。
審判服を着るときは いささか憂鬱でもあります...。 |
選手が良い試合ができるように 審判も頑張ってますよ! |