やっと走れた!
友人から誘われ40半ばから始めたランニング。
当初の目標は10キロコースの大会で走破でしたが、もともと運動が苦手なうえ、どうしても休日しか練習することができず......。
はじめは5キロからスタートし、なんとか10キロは走破できるようになったのですが、次は記録を気にしてさらに練習に力を入れると、故障の連続。どうやら走るフォームに問題がありそうです。
私にとって、たかが10キロ、されど10キロ、せっかく申し込んだ大会を棄権することもありました。
これまで、恥骨骨折で半年間走れなかったり、練習を再開すると今度は膝がズキズキして途中で歩かざるを得なかったり。そのたびに、膝や股関節を固定するスパッツ(1万数千円)、シューズ内で足を固定するインソール(数千円)、サポーター(数千円)など、良いと言われるものを藁をもすがる思いで試してきました。
体ひとつで始められるはずのランニングが、なぜかその投資はどんどん膨らみ、今さらやめるわけにはいきません。
そんな苦い思い、悔しい思いをしながら、先日やっと地域のマラソン大会に参加することができました。
恥骨骨折が回復し10キロコースを申し込む予定で練習を重ねていたところ、次は膝の痛みが!
5キロなら途中で痛くなっても這ってゴールできるかな?と欲張らず5キロで申込み、とにかく痛みが出ないようビクビクしながら、それでも細々と練習をしてきました。
迎えた当日。
友達と参加するとあってリラックスはしていたのですが、それでもドキドキします。
「途中で痛くならないかな、完走できるかな」
「完走できるなら、願わくはビリにはなりたくないな」→贅沢な悩みですが。
ピストルが鳴り、「36?50歳女子 5キロの部」スタートです。
いつもの平坦な練習コースと違い、多少起伏があるコースはかなり息が苦しくなりましたが、とにかく前方に走るランナーについていくことだけを目標に、一心不乱に駆け抜けました。
幸いどこも痛むことなく無事にゴールでき、記録より何より「やっと走れた!」とホッと一安心です。
このランニング、時々大会に出ることを目標に、年齢が近い友人数人で励まし合いながら勤しんでいます。
重なる故障に「退部」を申し出たこともありますが、「大丈夫だよ!無理せず細々と続けよう!」と温かく見守ってくれる友人たちに支えられました。
今後も「無理せず、細々と」を目標に楽しめたらと思います。
最初のころは、わりと余裕でした。 | 前を走っているあの黄色い人を抜かしたいのに! | |
結局ゴールまで抜かせませんでした(涙) | 目標の完走できて一安心(笑) |