ランドセル、今までもこれからも
先日長女の小学校卒業式の様子を歳時記に書きましたが
★→卒業式、一つ終えて次へ向かう
長女が中学生になりました。
彼女なりに新しい環境で頑張っているようです。
さて中学生になり、ますます学校の持ち物が増えたため、
わが家の収納があふれてきてしまいました。
そこで親子で収納を見直したのですが、捨てるに捨てられないものもあります。
その代表がランドセル。長い間、収納ワゴンの上の定位置に鎮座していました。
もう使うことはない、いやしかし、これは捨てられない......。さてどうしようと考えていたとき、
ランドセルを、財布、キーケースなどの実用性の高い小物へリメイクをしてくれるサービスがあることを知りました。
早速注文し、名残を惜しみつつランドセルを工房へ配送したのが数カ月前。
親子ともども、すっかりランドセルのことを忘れ、慌ただしく過ごしていたある日、
ついに生まれ変わったランドセルがわが家に帰ってきました。
梱包をそっと開き、小物を手に取ってみたところ、1つひとつがとても丁寧に作られています。感動です。
ランドセルは、長財布、名刺ケース、キーホルダー(ランドセル型、肩ベルト型)、コードホルダー、IDケースに生まれ変わりました。
反抗期まっただ中の長女も小物たちを手に取っては「ふーん」とクールな態度でしたが、表情は心なしか嬉しそうです。
面白いのは、ランドセルの傷など、特徴のある部分が残されていることです。
例えば、キーホルダーは、ランドセルの肩ベルトの部分が使用されており、長女の成長とともに伸ばしていった跡がみられます。
また、その他には、ランドセルのかぶせの裏側(時間割を収納する部分)の模様が残されていたり、ランドセルのファスナーのチャームが小物のパーツとして使われていたりなどなど、それぞれはささやかな特徴ですが、たくさんの思い出を呼び起こしてくれます。
こまやかな職人技で作られた小物をながめながら、ほっこりと温かい気持ちになったのでした。
今まで長女と苦楽をともにしてきたランドセル、そして生まれ変わったランドセル、
これからも長女とともにすてきな思い出を重ねていってほしいと思います。
娘がこの名刺入れを使う姿はまだ想像できませんが、
いつかその時がきたら、また思い出話ができたらいいなぁと思っています。
パッケージがランドセルでかわいらしいです。 | 再びわが家へ戻ってきたランドセル。おかえりなさい。 |
長女の成長が感じられる肩ベルトの調整部分 使い込んだ革の風合いがいとおしいです。 |
時間割をいれていたかぶせの裏側。 一番長女が見ていた部分? |