No.25
読書百遍義自ずから見(あらわ)る

「あらすじで読む日本の名著」という書籍が売れているそうです。
こういうのが売れるようになっては世も末だな、と思う反面、今の時代、なるほど売れるかもしれない、と合点もいきます。

そういえば小学校5年のころ、夏休みの課題に読書感想文があったのですが、遊びほうけていた私は始業式前日に『ビルマの竪琴』という本を買って「はじめに」と「後書き」だけ読んで、感想文を書いてしまいました。
天罰でしょうか、そのいんちき感想文がクラス代表に選ばれて、全校生徒
の前で発表するハメに......。でも今さら読んでいないとも言えません。
苦い経験でした。
結局私はいまだに「ビルマの竪琴」を読んでいません。

もし今だったら、「あらすじで読む......」を買っていたかも。
いやその前に、インターネットで「ビルマの竪琴 あらすじ」と検索して本も買わずに書いていたかも......。
......いけませんね。こういう子供がいないことを祈ります。

しかし、こんなふうに簡単に答えが得られる環境ってどうなんでしょう。
もっともそれって本当に答えなんでしょうか。

これはと思う名著1冊、あらすじの奥にある深い答えが見つかるまで、その世界観にどっぷり浸る......、こういう濃い時間こそが本当の知恵を育むのかもしれませんね。(私が言えたことではありませんけど)

この秋の夜長に、ずっと封印していた「ビルマの竪琴」を、最初から読んでみようかな、
などと反省する今日この頃。[の]


☆おまけのフレーズ (特に意味はなし)

 「読書百遍義自ずから見(あらわ)る」

 書物を読んでいて意味が理解できない部分があっても、繰り返し読めば
 自然に意味がわかってくるという意味。乱読を戒め熟読をすすめた言葉。
 人に頼らず自分で考えなさい、という戒めの意味もある。(三国志より)

*あなたの好きなフレーズを教えてください。


OJTコーナー「教えること、教わること」~身近なケース集~に、以下を追加しました。

 ・「無能新人君!?」2003.09.24 


 ●QAに以下の質問を追加しました。

 ・Q 「研修支援事業について」を新設しました。2003.10.10
 ・Q 「使いやすいOJTマニュアルを作成するには? 」2003.10.09
 ・Q 「他社で評判の良いOJT計画書のサンプルは? 」2003.10.09
 ・Q 「OJTを展開するために準備すると良いツールは? 」2003.10.09
 ・Q 「5Sのなし崩し問題を解決するには?」 2003.10.07
 ・Q 「降格制度を運営している実例について」2003.10.03
 ・Q 「マルチ評価とは具体的にはどのようなもの?」2003.10.02
 ・Q 「マネジメント力を選別できる試験システムについて」2003.10.01
 ・Q 「しつけに関する具体的な活動について」2003.09.18


ビジネス基本用語集に以下を追加しました。(現在613語)2003.10.14

自己効力感 / 自尊感情 / 適性処遇交互作用(ATI) /ピグマリオン効果 / 予言の自己成就

ピックアップ!

< ピグマリオン効果 > 

指導者が学習者に対して期待を持って接することによって、 学習者も期待に応えようとして成績が上がる現象をいう。
この象徴的な例として、アメリカの教育心理学者ローゼンタールらが行った実験がある。
それは、小学生に知能テストをさせた後、その結果とは関係なくランダムに「将来伸びるであろう生徒の名前」を教師に告げたところ、1年後に、その生徒達の成績が明らかに伸びていた、というもの。
ちなみにピグマリオンとは、ギリシャ神話に登場する彫刻家の名前。
彼は自分が彫った彫像に恋をし、ついには神がその彫像に命を吹き込むという話が由来になっている。


気まぐれ歳時記に以下を追加しました。

「フランス旅行記~アメリを訪ねる」2003.10.10
「   〃   ~美味しい都~」2003.10.08
「   〃   ~パリ0地点で願う~」2003.10.07
「   〃   ~光るエッフェル塔を観た!~」2003.10.02
「出国命令?!」2003.10.01

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