No.174
マインドフルネス体験

先日、ある企業からご依頼を受け、最近注目の「マインドフルネス研修」を実施しました。

マインドフルネスとは、呼吸や瞑想を通して心の落ち着きを取り戻し、
「いま、ここ」への集中力を高めるトレーニング法です。
アメリカの大手グローバル企業で紹介されて以降、世界的な広がりをみせています。

今回はその入門的な内容で、マインドフルネスの理解からスタートし、
その上で、実際に瞑想や気功、呼吸法を体験していきます。

瞑想タイムでは、研修会場に不思議な静寂が訪れました。
呼吸を意識して、眠るでもなく、考えるでもなく、なんとな~く無の境地に......。

最初は「?」気味だった受講者の皆さんも何度かの体験を通じて、徐々に集中していく様子。
「気持ちが落ち着いた」「身体・呼吸が楽になった」など前向きなコメントをたくさんいただきました。

マインドフルネスと通ずる禅に「調身、調息、調心」という言葉があるそうです。
普段の生活の中では、ちょっとしたことで感情的になったり、
目の前のことに集中できなかったりという場面があります。
そんな時、姿勢と呼吸を意識することで、少しは自分をコントロールできそうに感じます。
ご興味のある方は、お試しください。

秋の研修シーズンは、新人フォロー研修、OJTリーダーフォロー研修、階層別研修などが多いですが、
このような(ちょっと変わった)研修も実施しています!

     ↓   ↓
☆研修の様子をご紹介。[ね]


◆◇事例:「教えること、教わること」─身近なケース集─◇◆  (2017.09.20)


人はハートで動く

→安全確保のための注意をしても、鼻で笑う型枠解体作業員のAさん。ある日、Aさんが目が痛いと言い......。


◆◇研修News&Topics◇◆  (2017.08.31 - 2017.09.25)


○「女性活躍推進」実態調査結果

→59%の方が、勤務先での女性活躍を実感と回答。


○「無期転換ルール取組促進キャンペーン」

→平成30年4月の導入まで、いよいよ残り半年となりました。


○人手不足に対する企業の動向調査

→45.4%の方が、正社員について「不足」していると回答。


○日本の社会と労働組合に関する調査2017

→「長時間労働で高収入」より「ワーク・ライフ・バランス」を重視する方が多数。


○2016年「労働安全衛生調査」結果

→56.6%の事業所が、メンタルヘルス対策に取り組んでいると回答。


○健康保険証 性同一性障害を有する方の通称名の記載について

→「通称名」の記載が可能となり、精神的苦痛などに配慮。


○「インターンシップ・職場体験ハンドブック」無料ダウンロード

→インターンシップや職場体験を実施したことがない中小企業に向けて解説されています。


○東京都「ボランティア休暇制度整備助成金」

→働く世代のボランティア参加を目的としています。


○2017年度「高年齢者雇用開発コンテスト」の入賞企業

→入賞企業30社が公表されました。


○平成29年度「スポーツエールカンパニー」募集中

→認定された企業をスポーツ庁ホームページ等で公表し、認定証及び認定マーク等を交付。
受け付け期間は10月31日まで。


○最低賃金が上がります

→2年連続でで20円超の引き上げ。東京都は958円。


○英文「日本の統計ハンドブック2017」

→英文の刊行物で、人口,経済,社会,文化などの各分野について解説されています。


○育児休業給付金の支給期間が2歳まで延長

→いよいよ2017年10月より施行されます。


◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆


○金魚の命[の] (2017.9.19)

→弊社で大事に大事に育てていた金魚のきんちゃんでしたが......。


○初めてのUSJ[に] (2017.9.22)

→憧れの魔法界へ。入場ゲートをくぐった先には素敵な世界が!


◆◇ビジネス基本用語集(現在1153語)◇◆


「教育研修」に関するベーシックな用語をご紹介。


-:-:-:-:-: ピックアップ! -:-:-:-:-:


○5つのディシプリン(The Five Disciplines)

環境の変化に適応して生産性を高めていく組織となるために、メンバーが習得すべき5つの技術のこと。
米国の経営学者 P.センゲの著書『第5のディシプリン(邦題:学習する組織)』の中で提唱された。
(1)自己マスタリー......個人が現実を客観的に認識し、自己の将来像とのギャップを埋めるべく主体的に学習するようになること。
(2)メンタルモデル......個人が無意識に抱いている固定観念やイメージを自覚し、それにとらわれない見方ができるようになること。
(3)ビジョンの共有......将来像を組織全体で共有すること。
(4)チーム学習......チーム単位で対話を行いアイデアを出しあったり、討論によって最善策を絞りこんだりすること。
(5)システム思考......部分を全体の中に位置づけ、相互に関連しあったものとしてとらえる思考。このシステム思考がほかの4つを統合する第5のディシプリンとなる。


○自己マスタリー(personal mastery)

個人が自己の将来像と現状との落差を見すえ、積極的に学ぶようになる過程のこと。
米国の経営学者 P.センゲは、これを「学習する組織」にとって不可欠な条件の1つとした。
「マスタリー」は英語で「熟達」を意味する。
自己マスタリーには知識やスキルの習得だけでなく、心の成長も必要とされる。
自己の将来像と現状との落差を知ることは、個人の心に緊張をもたらす。
センゲによれば、この緊張こそが将来像と現状との落差を埋めようとする努力を促すものであり、その努力の過程で心は成長し、人生を受け身ではなく創造的に生きられるようになるという。
こうした心の成長を促すのに適度な緊張のことを、センゲは創造的緊張とよぶ。


○メンタルモデル(mental model)

人間が外界のものごとに対して見通しをつけるために「これはこういうものだろう」と心に思い浮かべるモデルのこと。
人はなんらかの状況に直面した場合、とりあえずこのメンタルモデルに照らして情報を処理しようとする。
状況がメンタルモデルと矛盾なく整合する場合は、情報処理が速やかに行われるが、そうでない場合は、情報処理の修正に大きな負荷がかかる。

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