No.141
忘れることと残すこと

最近、物忘れが増えた気がします。この間など、
お店に腕時計を置き忘れてなくしてしまいました。
私は喫茶店などで腕時計を外してテーブルに置く癖があり、
それが災いしたようです。

物忘れといえば、先日行ってきた
「ヨコハマトリエンナーレ2014」では、
「忘却」をテーマに約400点の現代アート作品が
展示されていました。

例えば、マイケル・ランディ氏の作品《アート・ビン》は
高さ7m×幅7.8mの巨大なゴミ箱です。
中には粗大ゴミらしきものが入っていますが、
実は、この「ゴミ」も観客から募集した作品で、
各人が忘れたい(捨てたい)と思う自身の制作物を入れ、
それを巨大な作品の一部としているのです。

上記の作品は「忘れたいものをあえて作品として残す」
ところが面白いです。

忘れて困ることもあれば、忘れることで得ることもあります。
何かしら記録に残しておけば、安心して忘れて
次に進むこともできるのかもしれません。

ただし、腕時計は、忘れないようにしたいと思いますが。

☆「ヨコハマトリエンナーレ2014」の展示品はこちらです。 11月3日まで横浜美術館と新港ピアで開催されています。[た]


事例:「教えること、教わること」-身近なケース集-

○「マニュアルだけでは、伝えられないこと」              
   
→入社して多くの人が経験する資料作り。後輩A君にも任せてみたところ......。2014.9.3

○「上司の心得
 ─俺のミスは俺のミス、お前のミスも俺のミス─」             
→部下の失敗まで引き受けられる自分でありたいと強く思うきっかけとなった、悔しい思いとは......。2014.9.16


◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆

○[続]落とし物が戻ってくる国 日本

→またまたやってしまいました......。
大いなる感謝と感激の気持ちを込め、綴ります。[よ]2014.8.28

○めだかの学校、スタート

→[よ]のペット事情とは......。
小さい体に癒されているようです。[よ]2014.9.18

○体重計をめぐる思い

→さすがデジタル時代!体重計以外にも気になるアイテムが続々......。[ち]2014.9.24



◆◇ビジネス基本用語集(現在1100語)◇◆


今月は、「コンピテンシー」に関する用語をご紹介します。


○コンピテンシー

一般に、高い業績を上げ続けている人の行動の仕方などに見られる特性、と定義されている。ある職務に必要とされる知識や技能や価値観など、細分化された能力でなく、それらをまとめて一つの特性として捉えることができるもので、仕事の成果に直接影響するものとされている。
職務遂行能力(KSAOs)と行動の中間的な概念。1973年にマクレランド(David.C.McClelland)が、American Psycologistに『知性よりコンピテンシーを測れ』という論文を発表して以来、多くの組織の人事制度に影響を与えている。


○コンピテンシー・ディクショナリー

存在している(必要な)コンピテンシーをすべて洗い出し、体系的に整理したもの。
コンサルディング機関が作成し提供している標準的とされるものや、1つの企業内で作成した自社固有のものもあり、それぞれ、10~100項目のコンピテンシーにまとめられている。通常、このディクショナリーを参考にしながら、それぞれの職務のコンピテンシー・モデルが作られる。


○コンピテンシー・モデル

特定の職務について要求されるコンピテンシーをまとめ、モデル化したもの。コンピテンシーによって表されるその職務の人材像となる。
通常、6~8項目程度で表現されることが多い。その職務で高業績をコンスタントにあげているハイパフォーマーを分析して作成するケースや、コンピテンシー・ディクショナリーから選択して作成するケースがある。


○KSAOs

人材アセスメントを行う際に、その職務に要求される能力要素として設定されるもので、能力測定や能力開発に活用される。
知識(Knowledge)、技能(Skills)、能力(Aptitudes , Abilities)、その他の特徴(Other Characteristics)の頭文字をとったもの。
コンピテンシーが流行し始めてからはコンピテンシーより細かな概念と位置づけられているようだが、その分析方法や評価方法はコンピテンシーの中でも活用されている。



◆◇研修News&Topics◇◆(2014.8.29 - 2014.9.17)


○フォーラム「うつ病休職者の職場復帰支援を考える」
→10月29日(水)開催予定です。「いざ」というときのためにも、参考になりそうです。


○職場意識改善助成金「テレワークコース」

→この助成金を機に、テレワークの環境整備を進めるのもいいですね。


○改正労働安全衛生法 Q&A集

→全84問。心強いツールになるかも!


○職場のメンタルヘルス対策シンポジウム

→11月19日(水)開催予定です。誰もが元気に生き生きと働けるように......。



◆◇企業人事物語:「正気堂々」◇◆

・人事のベテランによる連載、続々更新中です。

 第7章  新生 2014.9.5 - 2014.9.25

 ・35 「一つの基金」
 ・36 「大手証券破綻」
 ・37 「自立支援」

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