2011年版 無料スケジュール帳です。
我ながらつくづくバカだな、と思います。
今年もまたオリジナル・スケジュール帳を作ってしまいました。しかも毎年真面目に改善を重ねています。
今回は市販のものでいいのでは、と何度も心が揺らぐのですが、社内に若干3名のユーザーがいるため、妙な使命感にとらわれてしまうのです。......いやいや、それはたぶん自分への口実で、やはり好きなのでしょうね、作ることが。
手帳を作ること自体が好きというより、この"やや辛くてさほど難しくもない作業"が、集中するのには丁度よく、その集中している時間が心地よいのだと思います(完成後、空しくもなりますが)。
しかし、だったらもっと実利的な作業 ─ 例えば家事とか、にエネルギーを注ぐべきではないかとも思うのですが、どうもその方面はさっぱりモチベーションが上がらないのです。
スケジュール帳づくりは、目的や必然性がないからいいのかもしれません。例えばこれが仕事になって、販売目標をもち、他社と競い合い、納期を前に徹夜が続く......などということになると、楽しさよりも辛さが勝ってしまうのでしょう。
先週末、数少ないユーザーの「作るなら早く」とか「メモがほしい」とか「来年のカレンダーも見たい」とかいう声に押され、丸1日がかりで完成。しかもそれで飽き足らず、薄くて丈夫な紙を物色しに東急ハンズまで足を伸ばしたのでした。
そこでは、やめておけばいいのにやはり手帳コーナーが気にかかります。ハンズの品揃えはさすがです。数ある中で私のツボをとらえた手帳を発見!「これでよかったんじゃないの? ......というか、これがいいんじゃない?」と問いかけるもう1人の自分を、懸命になだめなければなりませんでした。
思えば、今年は年初に入院してしまったため、スケジュール帳の出番が遅れました。
(こんなことがありました。→「入院中:九死に一生」)
一応病院にスケジュール帳を持ち込んだのですが、書くことままならず、1月はまったくの空白でした。2月になると、ミミズのはった字でトイレの回数を正の字で記せるようになり(毎朝報告する必要があったので)、3月になると、看護師さんの名前や握力なども書き込めるようになりました。
実際に仕事のスケジュールを書き込んだのは5月からで、今では毎週外勤の予定を書き入れるまでになりました。
今年のスケジュール帳は、回復のプロセスを綴る思い出深い1冊となりそうです。と同時に、来年は正の字を書かずに済む1年でありますように、と願います。
なお、来年度の社内ユーザーは7名に増えそうです。スタッフが印刷の試し刷り(ようは失敗作)を家族・友人にも強制的に渡したため、社外にも若干のユーザー(?)が増えたようです。
ということは、それを口実に来年も作るのでしょうか、作るのでしょうね、私は。
★スケジュール帳 2011年版(PDF)をダウンロード
(中とじ印刷機能のあるプリンタで出力していただければと思います。)