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紺屋の白袴(1)  5S編


[K] 仕事・職場

人にものを教えたり、指導したりするのは辛いものです。
教えていること、指導していることの通りに自分自身が行動できているかが常に問われてしまいます。
ところが、教育機関やコンサルティング機関は不思議な業種です。依頼元の企業に対して問題の指摘をしたり、指導したりしているのに、自分の組織は全くできていなかったり、取り組もうとさえしていなかったりします。
もちろん弊社などは依頼元の企業に比べると非常に弱小の企業ですし、資金もありスタッフも豊富な大手や中堅企業と同じようにやるのは不可能です。また、それぞれのテーマに専門のコンサルタントがいて、その専門性を必要としている企業に勧めているのであって、自社で全てを取り組む必要はありません。
......というような言い訳は、そろそろ終わりにしなければと感じてなりません。

「お客さまに勧めているものは、全て自社でもやる」という方針を数年前に掲げました。弊社の場合、多少やれているところもありますが、売っていながら自分たちではできていないものもたくさんあります。全くもって恥ずかしいかぎりです。
とはいえ多少のノウハウや指導経験がありますし、メンバーがそれぞれ知識を持っていたりしますので、一般の企業より比較的簡単に実現できたものもあります。ところが、自らやろうとして一番辛いと感じたのが5Sです。
整理整頓という一番基本的なことができない。また、メンバーに徹底できない。5Sの指導を担当している高原講師は、「5Sのレベルがその職場の管理者のマネジメント能力を表す」と言っていますが、全くもって私自身のマネジメント能力の無さを痛感させられました。
一般の企業の職場と比べると、仕事上の特性で確かに難しい面はあります。しかし企業の管理者の方も「うちの職場は......」とか特殊事情で抵抗される方はたくさんいて、そのたび高原講師は「それは言い訳です。人がいない、時間がない、予算がないとかではなく、知恵がないだけです」と指導しています。そうなると、なおさら弊社でできないわけにはいきません。
どうやったら弊社の5Sが進むのか。無い知恵を絞って考え出したのが、「自社の5Sをweb上で公開する」でした。まだまだ完全ではありませんし、「なんだ、自分の会社もできてないじゃないか」とお叱りを受けることも覚悟の上ですが、「5Sコーナー」に公開いたしますので、厳しいご指摘をお願いいたします。

あ、最後にもう1つ付け加えておかないといけないことがありました。
弊社の5Sがなかなか進まなかった最大の原因は、私自身が最もルーズだからでした。高原講師の「5Sはトップの本気に掛かっている」という言葉も、身をもって体験いたしました。

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