そば打ち体験
娘が好きな絵本の一つに、かこさとしさんの『からすのそばやさん』という絵本があります。
からすのオモチくんが、そばの作り方を教わってそばやさんを開店させるというもの。
そばができるまで詳しい手順が書かれているので、絵本を読み聞かせている私も興味が湧き、いつかそば打ちを体験してみたいと思うようになりました。
そして先日、蓼科に旅行した際、その機会に恵まれました。
体験教室に着くと複数のグループが集まっており、各グループごとに職人さんがついて指導をしてくれました。
今回作るそばは6割そばで、手順はこんな感じでした。
1.粉の準備
あらかじめ用意されたミックス粉(そば粉・中力粉)をボールに入れます。
2.水まわし
ぬるま湯を入れ、すばやく混ぜ合わせます。
指は、ピアノを弾くときのような形にしてすばやく動かすのがポイントだそうです。
しばらくすると、粉がだんだんと固まりになっていきました。
3.こねる
そばを折り畳んで、前に押して伸ばしながらこねていきます。
体重をかけながらこねていくのですが、これがけっこう大変でした。
4.のばす
まるくした生地を手のひらで上から押します。
のし棒で中心から前後に転がし平らに広げていきます。
のし棒に生地がくっつかないように打ち粉を振りかけながら行いました。
5.たたむ
板に打ち粉を振ってから、上から二つ折り、さらに下から二つ折りにして細長くします。
6.切る
専用の包丁でそばを細く切りました。
力加減によって細さが不均一になってしまい難しかったです。
切ったそばは、箱に入れていきます。
体験教室で教わったのは、ここまでとなりました。
切ったそばは、スタッフの方がその場で茹でてくれて、茹で上がったそばをいただきました。
けっこう細く切ったつもりでしたが、茹で上がったそばを見るとかなり幅が広く、短すぎる麺もあり不格好。それでも自分たちで作ったそばは、格別でした。
旅行から帰宅後あらためて「からすのそばやさん」の絵本を読んでみると、絵本に書かれている手順がしっかりと想像できるようになりました。
娘とともに「これやったよね」「これ難しかったよね」などと振り返ることができ、絵本を読む楽しみが増しました。
『からすのそばやさん』 | そば打ちの手順が紹介されています。 |
そば粉をぬるま湯と混ぜます。 | 細く切っていきます。 | 美味しくいただきました。 |