伊勢神宮へお参り
先日、伊勢神宮にお参りしてきました。
今年は遷宮の年でもあり、年内にどうしても行きたいと思っていたのです。
大阪への出張に出た帰りに急きょ行くことにしたため、宿もとっておらず、計画もないまま、とりあえず伊勢行きの電車に乗ってみました。とはいえ、2年前に一度お参りをしているので、まずは外宮にお参りをしてから内宮に行くことなど、なんとなく回り方や場所の感覚はありました。
大阪から3時間ほどの移動時間の間に宿を予約することができ(運良く1部屋空いていました)、またちょうど翌日が新嘗祭(にいなめさい)であることを知りました。
さて、翌日。5時半に起床!のつもりが6時過ぎに起床。こんな時も寝坊する自分が情けない。
外宮の奉幣(ほうへい)の儀が7時からとのことで、急いで荷物をまとめて向かいました。キャリーバッグを持ったままだったので、入り口で預けようとしたところ、早朝はまだ預かれないとのこと。仕方なく、近い駅まで行き、コインロッカーに預けてから、また戻りました。その時間ロスのために途中からとなりましたが、奉幣の儀を拝見することができました。池田厚子さまが神宮祭主を務めていらっしゃいました。
その後、内宮へ向かいました。宇治橋で神苑に渡ります。真ん中は神様の通り道とのことで右側(外宮では左側)を通ります。
そうすると、五十鈴川御手洗場が見えてきます。ちょうどこの時季は、紅葉が澄んだ川に映り非常に美しい眺めでした。冷たい水で手を清め、いざ正宮へ。二拝ニ拍手一拝を間違えないようにと、皆さん緊張の面持ちです。その後、荒祭宮や風日祈宮などの別宮をお参りしました。
ひととおりお参りをすませたものの、内宮では11時より大御饌(おおみけ)の儀があるとのことで、まだ立ち去るわけにはいきません。ゆっくりお参りしたつもりでしたが、朝早めにきたこともあり、その時間になるまであと2時間あまり。まだまだ時間がありましたので、五十鈴川をぼんやり眺めてみたり、ゆっくりと内宮のなかを散歩することにしました。神殿のまわりを囲む木々はとても美しく、空気も清らかな気がします。自然と感謝の気持ちがあふれてくるのが不思議です。雨女の私ですが、今回はめずらしく天候に恵まれたこともありがたいことでした。
さて、大御饌の儀を拝見した後、伊勢の名物である伊勢うどんや赤福餅で腹ごしらえ。朝から何も食べていませんでしたので、立て続けに食べてしまいました。すっかり冷えてしまった体も温まり、幸せな気持ちになります。
そして、内宮から少し離れた猿田彦神社にお参りしました。ここでも同じく新嘗祭をしており、太鼓やお神輿が出るとのこと。しかし、またも2時間近く待つことになりました。お祭り準備のお兄さんと世間話をして、ゆっくりと流れる時を楽しみました。
お神輿が内宮に向かうのを見送ったのち、伊勢を発ち、横浜へ戻りました。
勤労感謝の日に、大元ともいえる収穫を感謝する新嘗祭に立ちあえたことにただただ感謝するばかりです。皆さまの勤労にこれからも感謝して、精進したいと思います。
(少々格好つけておりますが、伊勢神宮では自然とこのような心持ちになるのです......)
■記事のご紹介
○伊勢志摩経済新聞:伊勢神宮で五穀の収穫を祝う「新嘗祭」-池田厚子祭主が奉仕
外宮の鳥居を入ったところです。 木々がとても美しい |
三ツ石。パワースポットとして有名だそうです。
まねて手をかざすと温かい気がしました... |
伊勢神宮内宮の鳥居 | 内宮の正宮。写真はここまでしかとれません |
五十鈴川。紅葉も美しいです | 水はとても清らかで、魚がいました |
大御饌の儀が始まりました。 | お参りのために行列ができています |
伊勢にきましたらお約束の伊勢うどん! | 「赤福」のおぜんざいです。夏はかき氷があります |
伊勢市内のマンホール | 内宮近くの「おかげ横丁」にある目安箱風の郵便ポスト |
内宮から猿田彦神社にもお参りしました。 「みちひらき」の神様として有名です |
猿田彦神社では、お神輿や太鼓を みることができました |