親戚一同でベルギーへ行く
夏休みを利用して親戚一同でベルギーとフランスへ行ってきました。
上は70代、下は高校生と年齢層が幅広いメンバー計8名です。
ベルギーには20年近く住んでいる親戚がいます。
その親戚を頼って、みんなでベルギーに行こう!というのが今回の旅の始まりです。
日本からベルギーへは直行便がないため、今回はドイツを経由しました。
ドイツで入国手続きをしないといけないのですが、乗り継ぎ時間に余裕がなく、さらに手続に時間がかかり、ドイツの広い空港を親戚一同で猛ダッシュ!
私は久しぶりに必死に走りすぎて、気付かないうちに足の皮がむけていたのでした。先が思いやられます......。
さて、ベルギーに無事到着して空港で待っていてくれた親戚の顔を見た瞬間、緊張の糸がほどけて一同ホッと一安心。
知らない土地の知ってる顔とは、こんなにも頼もしく安心感があるのですね。ありがたや。
ベルギー滞在中はホテルでなく親戚の家に泊まりました。リビングに雑魚寝か?と覚悟していたのですが、1人に1床ベッドがあてがわれるとは!?日本の住宅事情(我が家の水準?)との違いを見せつけられました。
お世話になったお家 | ハンモックからの庭の眺め |
私はヨーロッパへ旅行するのは今回が初めてです。
一番感動したのが、気候がとっても爽やかということです。8月でも朝晩は少しひんやりします。
日本のジメジメムシムシの8月とは打って変わって、花粉症の心配がない爽やかな5月の陽気といった感じでしょうか。
そして日も長い。夜10時くらいにようやく暗くなります。当時、ちょうど開催していたロンドンオリンピックを観ながら毎夜ベルギービールで乾杯と、なんとも贅沢な時間を過ごしました。
ベルギービール |
ベルギーの観光といえば、ブリュッセルの市内のグランプラスです。ここは市庁舎などがある歴史的な建造物に囲まれた広場で、世界遺産にも登録されているそうです。周りにはゴディバやワッフルなど美味しそうなお店が並んでいます。
そこから小道を抜けるとあの有名な小便小僧がいます。噂には聞いていましたが、びっくりするくらい小さいのです。そこがカワイイのかなーとも思いますが、少々拍子抜け。なぜこんなに有名なのかとちょっと疑問が残ります。
グランプラス | 小便小僧 |
さて、グランプラスではワッフルを食べました。ベルギーワッフルにはリエージュ風とブリュッセル風という2種類があるそうで、リエージュ風はサクサクで軽い食感、ブリュッセル風は日本でもみかけることがある丸くてちょっと固めのものです。
私は今回リエージュ風です。
リエージュ風 | ブリュッセル風 |
グランプラスの後はベルギー王宮へ。
ここにはきれいな緑色に輝く天井とシャンデリア、なんともいえない光の反射でステキなのですが、
全て黄金虫でつくられていて、これには驚きました。
きれいな緑色の天井とシャンデリア | |
正体は黄金虫! | |
次の日はベルギー観光のメインである、ブルージュへ。
ここは街全体が世界遺産に登録されているそうで、絵本の世界に迷いこんだような景色が広がっています。街の中心に河が流れているので、ボートに乗って河から見上げる景色もまたステキでした。
河からの景色 | レンガ造りのカワイイ家 |
聖母教会 | |
とても良い思い出ばかりのベルギーですが、最近は治安が悪くなっているようで、その点だけが非常に残念です。
特に年配の人が狙われやすく、なんと父がターゲットに! それは路面電車に乗っていたときです。next、nextと言いながら、いかにも次の駅で降りるふりをして体を寄せてきた人が、電車から降りる瞬間にズボンの後ろポケットを触ってきたそうです。結局被害はなかったのですが、危ないところでした。
路面電車ではスリに注意! |
こうしてベルギーでの3泊4日はあっという間に過ぎていき、お世話になった親戚家族と別れの日が来ました。
あのなんとも言えない心細さに逆戻りかと思うと、涙が......。
英語も今一、ましてやフランス語などしゃべれないゆかいな一行と、今度はタリスに乗ってフランスへ移動です。(続く ......かどうかは未定です)