来まっし!見まっし!食べまっし!金沢
GWに、はじめて石川県の金沢に行ってきました。
金沢は、加賀百万石といわれていただけに歴史建造物が今でも数多く残っています。遥か昔の日本に思いを馳せながら観光してきました。事前に簡単な旅のしおりを作ったのがよかったのか、当日は予定していた場所にすべてまわることができ、金沢を十分に満喫することができました。その中で、印象に残ったエピソードを紹介します。
東茶屋街でのことです。
江戸時代末期の家を復元したという観光案内所に立ち寄ると、常駐しているボランティアガイドのおじさん(通称まいどさん)が、親切に対応してくれました。家の様子を見ていると、江戸時代の家のつくりについて教えてくれ、興味深い話を聞くことができました。天井が低いのは、家の中で刀を振り回さないようにするためだったそうです。
しばらくすると「ちょっと案内しようか」と、おじさんは片手に分厚いファイルを持ちながら、一緒に歩いて案内をしてくれました。そのファイルは、どうやらおじさんが集めたと思われる新聞の記事のスクラップや写真などがぎっしり詰まっており、関連記事があるとファイルを開いて私たちにわかりやすく説明をしてくれました。
例えば、
「格子は、台形になっていて外から中は見えないけれど、中から外は見えるように工夫されているんだよ」
「昔はお茶屋さんの2階が、遊び場とされていていたんだよ」
「玄関先や軒先にかけられたトウモロコシは、この土地ならではの縁起ものなんだよ」など。
おかげで、ガイドブックに載っていない情報を聞くことができ特した気分です。さらに「ここは、撮影スポットだから」とカメラまで撮ってくれるサービス精神旺盛のおじさん。本当にありがとうございました。
ところで、金沢はいたるところに花が生けてありました。
大きめの花器に豪華に生けられた花もあれば、さりげなく飾られた一輪挿しなどもあり、どれもセンスがよく目を引きました。
「お花が素敵ですね」とおじさんに言ってみると、「金沢は、昔からお茶とお花にやかましいところ。それができないとお嫁にいけなかったんだよ」とのこと。
おじさんの家の庭でも年間6種類くらいの花が咲き、家の中に生けることもあるようです。花を愛でる生活が日常となっているのは、素敵ですね。
今回の旅行で、もうひとつ楽しみにしていたのは、和カフェめぐりです。
ガイドブックを参考に、お目当ての和カフェをチェックして行ってきました。古民家を改装してつくられたというカフェは、まるで祖母の家に来たような落ち着く雰囲気のカフェでした。畳というのが、横浜界隈では見かけないカフェです。また、東茶屋街では、茶室で抹茶と和菓子をいただきました。抹茶の苦さと和菓子の甘さが絶妙でした。
さて、自宅に帰ってから買ったおみやげを並べてみると、けっこういろいろ買っていたことに気づきました。その土地ならではもものを買うのは、旅のだいごみです。特に九谷焼の花瓶はお気に入りで、今後使うのが楽しみです。
金沢城 | 兼六園 |
金沢21世紀美術館 | 近江町市場の海鮮丼 |
東茶屋街 | |
抹茶と和菓子 | 夜の金沢駅 |
古民家を改装した和カフェ | 自分たち用に買ったおみやげ |