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北京-ガイドブックのない旅2-


[ち] 旅行・海外生活

前回に引続き、ゴールデンウィークの北京旅行をご紹介します。
実は、2年前のちょうど同じ時期に北京へ行っています(詳しくは「北京との再会(1)」)。その時は、友人が中国語ペラペラなこともあり、私はほとんど話す必要がありませんでした。本格的に中国語を使う機会は4年ぶりです。今回は母を連れていましたし、私がしっかりしなければ、と緊張しました。
そんな気持ちをよそに、母は北京に到着するとさっそく「ニーハオ」と、空港の入国検査員に向けてちょっと照れながら挨拶しています。その怪しい発音にギョッとしながらも、「ま、こんなでもいいのか」と一安心しました。その後は、単語と発音に退歩したのを感じながらも、案外スムーズに話すことができました。

さて、写真紹介を続けましょう。

■市場
最近料理にこっている母のために、プロが仕入れにくるという市場に行きました。食材から調理道具などさまざまなものを扱っています。
写真1 写真2
食材市場。肉売り場では臭いがきつく、早々に引き上げました。
写真3 写真4
香辛料、乾物が売られています。色とりどり、いろんな種類があります。
写真5 写真6
厨房市場。いろんな種類を取り揃えています。もしや世界各国にここから出発?!
■北京に来たら食べたいものたち
写真11 写真12
写真13 (上)念願の唐辛子鶏(辣子鶏)は、
山椒がきいて舌がしびれます。
(左)翡翠麺
写真14 写真15
実は、北京で食べるタイ料理が大好きです。
三里屯にある「為人民服務」というお店で食べました
写真17 写真187
新疆料理店で食べた北京家庭料理。味付けがちょっと変わっています
■変わりゆく北京、変わらない北京
写真9 写真10
最近できたと話題になっていたユニクロ三里屯店。
この辺の一角が全てブランドショップに変わっていました。
写真16 写真17
きれいなビルを横目に、リヤカーで骨董品を売るおじさん。
なまりが強くて聞き取りにくい......。翡翠とトルコ石のペンダントヘッドを買いました
この時期(5月)、北京は柳の綿毛が舞っていて、目や鼻に入ってきます。部屋の中からだと雪のようできれいなのですが......。
写真7 写真8
見えにくいですが、綿埃のようなものが、それです。
道路で見かけるさまざまな車も北京ならではでおもしろいです。車・リヤカー・運ばれる荷物など。
写真車1 写真車2
写真車3 写真車4
写真車5 (上)まだロバも走っています。
(左)人力車ならぬバイク車(三輪車)です。
中にイスがあり、近くまでなら
タクシーより安く乗れます。


■旅にトラブルはつきもの......。

実は、母が日本の携帯電話をなくしました。
気がついたのは夜になってからで、どこかに置き忘れた可能性が高い。思い当たる所に電話をかけて探しましたが見つからず、その日はいろんなことを後悔しながら寝むれない夜をすごしました。電話機自体よりも、保存してある写真やアドレスなどを失うことが非常にくやしいです。日本の携帯電話は、中国で高く売れますので、よほど親切な人に拾われない限りはでてはこないはずです。ただ、何もしないであきらめるのは嫌でした。翌日になって、とりあえず前日立ち寄った所に直接行ってみることにしました。最後に、昨日昼食に唐辛子鶏(辣子鶏)を食べたレストランに行ってみたら、「何色の携帯?」と聞かれたので「粉色(ピンク)」と答えると、受付の棚から出してくれました。
置き忘れたと言っても、「なかった」と言われるのが普通です。そう言われたときのため「見つけてくれたらお礼を出します」とか「警察に相談する」と言ってみようとか、ちょっと心を揺さぶる作戦を考えていた私ですが、「昨日問い合わせされた方ですか?その時はまだ私たちも気がつかなかったのです」とにこやかに言ってくれたお姉さんに、心のなかで手を合わせました。本当に忘れた場所がよかったです。レストラン(「?江南」ちょっと高級な四川料理のお店です)の方に感謝!次回北京に行ったら絶対また食べに行こうと思います。

そして、おまけのビックリ事件もご紹介します。
北京最後の朝、ホテルのチェックアウトに部屋を出ました。まだ朝5時です。長い廊下を抜けてエレベータのホールまで来ると、 
「!!!」 
そこには男性が生まれたての姿で横たわっています。あまりの驚きに寝ぼけた頭も一気に冷めました。恐怖を感じながら、裸体をよけつつそっとエレベータに乗り込みました。しかし、物音で彼もこちらに気がつき急に立ち上がったので、私たちはびっくりしてエレベーターの扉を閉めようとボタンを何度も押します。扉が閉まっていくなか、彼が慌てて部屋に戻っていくのが見えました。露出狂ではなかったようです。昨夜飲み過ぎで寝てしまったのでしょうか......。なぜ裸なのかは謎のままですが、最後に凄いものを見ました。さすがに中国、なにが起こるかわかりません。

さて、この歳時記を書き終わり、2年前に行った時の「北京との再会(2)」を改めて読んだら、今回とほぼ同じものを食べ、同じ行動をしていました。
北京でしたいことは、毎回同じなのかもしれません。変わっていく北京も楽しみですが、次回もまた同じことができる街でいてほしいです。

(おわり)
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