保養施設、利用しています

2006年 11月 13日
［よ］旅行・海外生活

倹約生活を心がけている我が家ですが、ごくたまにささやかなぜいたくを楽しむことがあります。
それは、夫の会社の保養施設を利用して温泉ざんまいの時間を過ごすことです。
といっても会社が独自で施設を持っているわけではありません。あるリゾートマンションの一室を契約していて、社員が交替で利用するというものです。これまでそういった形態の施設を知らなかったので、最初はどんな感じか想像できませんでしたが、管理人さんも住人もみんな知らない方ばかりで、これが案外快適なのです。
場所は、「♪草津?よいとこ?一度はおいで♪」の歌でもおなじみの草津温泉！この歌のおかげで、どこにあるかは知らなくても名前だけなら知っていました。
部屋は広めの2LDK、室内には普通の風呂がありますが、マンションの2階に大浴場も完備されていて、住人なら誰でも入ることができます。そしてさらに嬉しいのは、隣接する大きなホテルの浴場も自由に利用できること。岩に囲まれた大浴場はもちろん、泡風呂やサウナ、そして季節を感じながら露天風呂などを楽しむことができるのです。
短時間なら父親と留守番できるようになったさくらを夫に託し、一人でゆっくり温泉につかると、バタバタと過ぎていく育児の疲れもお湯に溶けていきそう。露天風呂からゆったり紅葉をながめながらボーっとできるなんて、いまや何にも換えがたいぜいたくな時間となってしまいました。「もしや、私って世界で一番幸せ者？」と、つい勘違いしてしまうくらいです。
指がふやけるくらい湯につかりゆっくり着替えて部屋に帰ると、そこにはニコニコ笑顔のさくらが......ドタバタの現実に戻る瞬間です。

マンションの一室を借りているだけなので旅館のようなサービスはなく、食事は自分たちで調達しなくてはなりません。
台所には会社が用意した電子レンジや冷蔵庫、炊飯器にポット、コーヒーメーカーに食器や調理器具、そして利用するたびにみんなが余りを差し入れてくれるのか、冷蔵庫にはインスタントコーヒーや調味料も入っています。これなら家と同じように快適に過ごせそうです。
飲食店がある町の中心まで少し遠いこと、またさくらの就寝時間が早めなこともあり、今は外食より食べ物を買いこんで部屋で食べることのほうが多いのですが、それでも少しは家事を手抜きできたようで私の気もゆるみっぱなし。いつもと同じような生活ですが、立派なお風呂には入り放題なので、自分へのご褒美とばかり楽しんでいます。

私自身は自分が勤めた会社の保養施設を個人的に使うことはあまりありませんでした。
しかし、夫の会社では頻繁に利用している人も少なくないようで（スキー場が目と鼻の先にあり、冬はスキーも楽しめます）夫も仕事の合間をぬって、積極的に予約を入れてくれます。
こんなにお得に楽しめるならこれまでもいろいろ利用しておけばよかったな、と少し後悔しつつ、これからはうまく時間を使ってリフレッシュしたいと思います。

ちなみに利用料は1人1泊2000円（食事なし）。うちから車で約3時間走ると、そこは町中に立ちのぼる湯けむり、温泉天国です！
我が家にとっては貴重な至福の時間、次回に向けてまた日々倹約に励みたいと思います。