チャイニーズじゃぱにーず
スーパーに行ったら日本でお馴染の「Qoo」があったので、嬉しくなってつい買ってしまいました。
コカ・コーラから発売されている可愛いキャラクターのジュースです。
中国でも、国外のメーカーの商品はたくさん出回っています。食品関係でいうと、欧米の「ネッスル」や「コカ・コーラ」「リプトン」を始め、日本の「グリコ」や「日清」「サントリー」「ロッテ」など、各国の大手食品メーカーが進出しています。
国外の商品そのものを輸入販売している場合は、原産国の倍以上の値段がつけられています。それに比べて中国国内の工場で作られている商品は、国内商品と値段もさほど変わらず、美味しいものがたくさんあります
また、中国国内で作られた商品には、元々の名前にプラスして中国語の名前がつけられています。名前のつけ方には2タイプあって、元の商品名と発音の似た漢字を当てる場合と、意味を訳してつけられる場合とがあります。
例えば「コカ・コーラ」は「可口可楽」クーコウクールー(発音)、「ミロ(ネッスル)」は「美禄」メイルー(発音)、「コアラのマーチ(ロッテ)」は「小熊餅」(意味)など、発音と意味が工夫された面白い商品名がつけられています。
日本で人気のある飲料水が、最近中国でも売りだされています。「サントリー」の「生茶」や冒頭で書いた「Qoo」などなど......。
日本人留学生にとって、日本の商品は懐かしくもめずらしくも感じられ、ついつい欲しくなるものです。(中国人にしてみれば、デザインがしゃれていると感じるくらいかもしれませんが......。)
さて、「Qoo」の「飲んだらこう言っちゃうよ?」は「就説好喝」(喝:中国語では「飲」に該当)と訳されています。ちなみに商品名は「酷兒」。中国語を知らない人が漢字だけをみたらギョッとしますが、これは「Qoo」の音に近い漢字を当てて訳されています。「酷」は英語の「Cool」と発音が似ているので「かっこいい」という意味でも使われます。
中国語を学ぶと、漢字の意味を改めて考えさせられると同時に、面白い言い回しにたくさん出会えます。