北京の年末と新年
メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!
中国でも最近はクリスマスを楽しむ人が増え、多くの商店でクリスマスグッズが売られるようになりました。日本ではクリスマスイブに盛り上がり、間を置かずに来る新年はまた違った面持ちで厳粛に祝います。時間的には1週間しか経っていませんが、この二つの行事に共通したところはありません。欧米諸国ではクリスマスに重点が置かれ、新年はどちらかというと日本のクリスマスイブの盛り上がりと似ている、ということを聞いたことがあります。
さて、中国の場合はまたそれとも違います。
まず中国でもっとも重要な行事は旧正月(2002年は2月12日)だということ。なのでクリスマスと元旦は年末から新年にかけての一連の行事という認識があります。日本では25日を過ぎたらどこの商店でもクリスマスの「ク」の字は一掃され、「新」という文字が目立ってくるのに比べて、北京では新年にもまだクリスマスの飾りは残っています。電球のチカチカ、「メリークリスマス」の文字などが、新年の飾りに混じって飾られてます。おそらく"この時期の飾りつけ"ということなのだと思います。 クリスマスや大晦日?元旦はだいたい友達同士でスケートや食事に出かけて過ごします。
友人にカードを送るという習慣はありますが、サンタクロースが子供のもとへやって来たり、プレゼント交換したり、ケーキを食べる、などの習慣はありません。年明けも特にお参りするなどの習慣はありません。日本のお正月のような行事は、中国では旧正月の際に行われます。なので、お正月といっても元旦が休みになるだけで、大晦日も休日にはならず、2日にはもう普通通りの生活です。日本でもバイトや仕事で2日から働いている人はもちろんいますが、ここ中国では2日に仕事や授業があっても誰も苦にせず当然のことと思っていることが、私には辛いです。
さて今年もあとわずか、今年はどんな年でしたか?
よい年末を、そしてよいお年をお迎えください。