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北京オリンピックの夢


[ち] 旅行・海外生活

「7月13日 いよいよ決定!」
そんな文字が中国中央テレビ局(日本のNHKにあたる)で流れ始めました。
何の日だかわかりますか?そう、2008年オリンピックの開催地が決まる日です。
国際オリンピック委員会が5月にホームページで公表した評価報告によると、北京はパリ、トロントと並んで、「政府組織と中国オリンピック委員会の協力及び中国人の良好なスポーツ精神によって北京の招致活動の質はかなり高い。」と評価されました。
中国人が北京でオリンピックを開催する夢を実現させたいという希望が並々ならぬ強さだということは、ここ北京にいて、ひしひしと伝わってきます。
私のクラスメートや先生方を始め、中国人の誰もがオリンピックについてのニュースに敏感で、日本も大阪が立候補しているため、私に意見を求めてきます。
同じアジアという点で、日本の大阪に一目置いているためでしょう。
さて、その招致活動ですが、シドニーオリンピックの頃から賑わい始めました。
去年の国慶節(中国の建国記念日。毎年10月1日で、春節に続づく大行事)では、中国の国旗とともに、2008年オリンピックのマークの旗が売られていました。
署名運動も大学を中心に盛んに行われ、ゴールデンウィークには、オリンピック申請のため、大物歌手共同のコンサートも開かれていました。
そして、街の至る所には「2008年オリンピック開催申請地」のポスターが貼られ、主要道路は看板が道路沿いにずらりと設置されています。
デパートではオリンピックマーク入りのキーホルダーやペン、バッチが売られています。テレビでは毎晩のように過去のオリンピックを放映していて、オリンピックに対しての関心を高めています。
そして番組の最後に必ず一言「決定まであと何日」と言葉が添えられます。もし、北京が2008年の開催地に選ばれたら、毎年飛躍的に発展している北京は、さらにその加速を増すことでしょう。
世界人口の5分の1をかかえる中国の経済的効果と中国人の溢れるエネルギーが7年後の北京をどのように変えるのか、見てみたいです。

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