プロペラ
北京は5月の半ばを過ぎ、急に目覚めたかのように暑くなりました。
今までの最高気温は既に38度です。澄んだ青空に白い雲という、夏のイメージはありません。
証明写真を撮るときの異様に眩しい光のように、太陽がわしっと照りつけて、その場で消滅しそうになります。
この暑さは、北京の道という道がコンクリートで固められているせいもあるでしょう。
乾燥しているので、日本のように蒸してはいませんが、電車も建物もことごとく冷房がきいている日本での生活に慣れていると、学校もバスも、そして部屋にもクーラーがない生活は、かなり苦しいです。
冷房がないとなると、やはり扇風機の出番。
私の寮の天井には大きな扇風機が設置されています。
日本ではおしゃれなイタリア料理店などで、天井でくるくる回っているプロペラと少し似ています。
それをもっと実用化したような形(つまりおしゃれではない)です。その扇風機のスイッチに、1?5の強弱を表す数字があるのに、どこにしても同じ速度、しかも全速で回ります。
とてもうるさいのですが、振り向いただけで汗をかく状態の中、つけずには眠れません!
最近クラスメートが、男性も女性もやたら丈の短いものを着ているのも、この暑さに堪えられないからでしょう。
中国の服は生地が薄めなので、少しドキッとしますが......。
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