学生時代にタイムスリップ
新型コロナウイルスのデルタ株が猛威をふるう昨今、緊急事態宣言ももう何回目でしょうか。
不急不要の外出は控えなければと重々承知しておりますが、娘の大学志望校もそろそろ考えなければならない今日この頃。
残念ながらオープンキャンパスは控える大学が多いのですが、それでも門まで行ってみよう!ということになり、電車が混まない時間を見計らい、とある大学へ見学に行ってきました。
というのも、わが家は都合により「浪人はしない」「一人暮らしはしない」ことを条件としており、片道2時間など家から通えなくもない微妙な範囲だと、そこも含めて選択基準となるためです。
近所の知り合いは片道2時間の大学に通っていましたが、1年間通ってやはり体力的にも厳しくなったようで、結局一家そろって大学付近に引っ越してしまった例を目の当たりにし、「家から通学」を最優先で調査を始めました。
今回は、電車を2回乗り継ぎ、家から1時間半のある大学へ。
駅から出たらすぐ門というのが、アクセスが良くて素晴らしい!さっそく私は「ここはどう?」とやる気満々です。
一方、大学とはなんぞやとまだピンと来ておらず、反応の薄い娘に「もしもし、あなたの事ですよ」という言葉を飲み込み、校舎には入れずとも、校内を見学させてもらうことになりました。
校舎の間の緑が多く茂った通路にさっそく見えたのは「掲示板」。まだあるとは、驚きです。
今は誰もがスマートフォンを持ち、さまざまな情報はそこから得るのでしょうが、私が大学生だった30年前は、全ての情報は「掲示板」にありました。休講や代講、試験の範囲など、いろんな情報が集中し、それを見落とすのは全て自己責任。そのため、授業の合間などにみんなが駆け寄り、掲示板に行けばだいたい誰かに会える、というお楽しみの場所でもありました。
掲示板で返済不要の奨学金情報を発見、合計72万円をいただき親に最高に褒められた、宝のような思い出もあります。
しかし、娘はそんなことは我関せずで、掲示板の前もすーーーっと通過、残念。
ちょうど昼過ぎで営業が終わった食堂や生協の購買店などは実際に見学でき、私は懐かしい思い出がどんどん沸き上がり、そのたびに娘に思い出話を長々と(汗)。
「お母さんの時はね、素うどんは130円でね、食堂は数カ所あってね......」「そうだ、生協の売店で1カ月だけアルバイトしたこと、今思い出した!」「サークルは3つ入っててね、いろんな経験したよ」など話がどんどん長くなり、少々うんざりされたところで見学は終了しました。
当の本人より保護者の私が勝手に大盛り上がりです!
いろいろあったけど充実していた大学時代、娘にもぜひ経験してほしい。そのためには、本当に行きたいところを見つけ、そこに向かって精いっぱい努力してもらえたらと思っています。
そのための手伝いなら、いつでも何度でもがんばります(私は遠足気分ですが)。
ザ・大学のような並木 | 生協の購買部。 清潔で買い物しやすそうです。 |
そういえば、私も白衣を着て実験しておりました。 文系の娘に言うと不思議な顔をされました。 |
最近?は、就活スーツまで生協で調達できるようです。 | 学内のこじゃれたスペースで一息。 いつか素敵な大学生になれたらいいな。 |