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凧揚げに思いを馳せて


[ゆ] 日常生活

年明けに凧揚げをしました。
ここ数年、我が家では凧揚げをすることが恒例になっています。
その凧は、主人が昨年末に亡くなった父から教わったオリジナルの凧で、尾っぽがとても長いのが特長です。
凧揚げをしている人を見かけても、同じような形をした凧は見かけたことがありません。

材料は、半透明のゴミ袋、竹ひご、凧糸(ボビン巻き)。シンプルな材料で手際よく作ります。
娘にとっては、凧に好きなイラストを描けることも楽しみになっています。
今年は、大好きな鬼滅の刃、学校、お正月小物をモチーフにしたイラストになりました。
凧が完成したので、さっそく近所の公園へ。

その日は、ちょうど快晴。青空の中、そよ風にのって凧はぐんぐん上昇します。
凧糸もぜんぶ出て、100メートルくらいの高さまで上がりました。
尾っぽの部分が長いので、まるで鬼太郎の一反もめんのように空を泳いでいます。

「じっちゃん、お空から凧が見えますか?」
娘が言った言葉に、少し切なくなります。
昨年を振り返り、凧を見上げながらいろいろな思いを馳せます。
きっと見えていることでしょう。

大変な状況下ではありますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

凧揚げ全体 凧
青空の中、気持ちよさそうに凧が泳いでいます。
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