「きょう、いく」をめざして。
卒業した大学は70年超の古くからある学校で、各地域ごとの同窓会も充実しています。西日本の大学ながら関東支部も存在しますが、上は90歳の先輩方も集まる同窓会にはまだ顔を出したことがありませんでした。
関東に住む同級生たちもしかり。ここ数年「そろそろ同窓会に出てみる?」と話していたところ、見事次回の幹事学年として白羽の矢が当たってしまいました。
まだ出たこともない会のいきなりの幹事とは、荷が重い......。のですが、10歳年上の先輩1名と同級生6名で力を合わせて進めることになりました。
まずは、昨年度幹事より業務の引き継ぎです。
「昨年幹事の先輩がランチの予約取ってくれたよ!」と同級生からの連絡に、おいしいランチが食べれる、とお気楽な気持ちでレストランに到着すると、その先輩方はなんと20歳年上。
しかし、初めてお会いするのになんだか懐かしいような安心できるような......。同窓生とはそのような魔法があるのでしょうか。
和やかな雰囲気の中、業務の引き継ぎスタートです。
「上は90歳くらいの先輩も来られるけど、とてもお元気だから特に配慮は不要、でもゆったり楽しめるところでね」
「東京が多いけど、たまには横浜とか違う場所でも楽しいかもね、幹事の特権で好きな場所で大丈夫」
「最後に集合写真を撮って、皆さんに送付してね」
など、これまでのノウハウを伝授していきます。
幹事の話が終わると世間話にシフト。
20歳年上の先輩方にこれまで人生のあゆみを聞くと、なんと、定年後の今も非常勤で教職につかれているとか!
いくつになってもまだまだ現役、そのパワーの秘訣を尋ねると
「今日、行くところがあるって、大事だよね」とのこと。
たまにはのんびり過ごすことも大切ですが、基本的には、何か予定を入れてハリを持つことが大事なようです。
実は私たちは教育学部卒業で、学校現場の先輩方は「教育」という言葉をよく使いますが、いつまでも元気に過ごせる秘訣は、同音異義語?の「きょう、いく」があるとのことでした。
仕事をしながらも、旅行や趣味など楽しみも両立し、生き生きと過ごされている先輩の姿を見て、自分の将来もぼんやりと見えてきたような気がします。
これまでの幹事のノウハウがぎゅっと詰まった資料一式を渡され、その重みに気持ちもすっかりやる気モードへ。
当日は先輩方の「人生を楽しむ秘訣」を聞けることを楽しみに準備を進めたいと思います。
幹事資料一式が入ったバック | 平成3年から30年受け継がれてきた資料たち |