最近の野菜の買い方
休日に近所を走る楽しみのひとつに、道沿いの直販所で野菜を買うことがあります。
川沿いの遊歩道を走ることが多いのですが、周囲には畑や田んぼも広がっており、田舎出身者の私は「横浜は都会のイメージがあるけど、けっこう田畑があるんだなあ」と感じていました。
よく見ると素朴な「野菜直販所」があちこちにあり、とれたて野菜が魅力的な値段で販売されています。体調がよくテンポよく走っているときは素通りしますが、疲れて歩いてしまうときは、休憩がてら野菜の買い物につい夢中になってしまいます。
畑から収穫したばかりの野菜、しかも朝だとさらに新鮮で、嬉しくてついお隣や友人のまで買って大荷物になったり。
だいたいは無人ですが、たまにすぐ隣の畑でおじさんが作業されていることもあり、たとえば夏には
「スイカはないんですか?」
「スイカは鳥がつついちゃって、売り物にならないんだよ。つついてないのも奇形で」
「あ、形が悪くても平気です。譲ってください」
「わかった、畑からとってくるから待ってて」
と、商談成立。格安で新鮮なスイカを食べることができたり、生産者とのコミュニケーションが楽しくて、ついまた足を運んでしまいます。
PayPayなど電子マネーへの移行が推進される昨今ですが、お会計はお手製の貯金箱や金庫に小銭を入れるレトロな方式!一方方向でおつりが出ないので、走るときには小銭とエコバックは必須です。
あるとき袋を持ち出すのを忘れ、直販所で購入したみかんをネットごと両手に抱えてよろよろ帰ってきたところを同じマンションの子どもに見つかり、「みかんのおばさん」となったこともありました。
何があるかは行ってみないとわからない「お楽しみ感」もあり、最近は走ることより「野菜を仕入れる」ために、休みの朝は走っています。
住宅街に広がる畑 | みかんも青空に映えています! |
畑のすぐ横で売られるみかん | 素朴がウリの直販所 |
小銭は必須です。 | ある日の仕入れ品です |