松陰先生に会いに行く
ここ最近、不思議なことにテレビや本などで、やけに吉田松陰の名前や言葉を目にするのです。
歴史ものを好んで見ているということもありますが、まったく関係のないときにも出くわすことがあり、これは何か引き寄せられているのかもしれないと思うほど......。
そして、幕末の教育者であり思想家であった吉田松陰という人物を知れば知るほど、尊敬の念が湧き、いつしか自分の中で松陰先生と呼ぶようになりました。
できることなら、ゆかりの地である山口県の萩に行ってみたいところですが、なかなか行く機会に恵まれず、まずは世田谷にある松陰神社にお参りに行ってみようと思い立ちました。
自宅から約1時間半ほどで到着。
三軒茶屋から乗った世田谷線は、2両編成のかわいらしい電車で、のどかな街並みを通り抜けます。
駅を降りると懐かしい雰囲気の商店街があり、その中を歩いていくとすぐに松陰神社に着きました。
神社周辺には、かわいらしいカフェや専門店などもあり、古さと新しさを兼ね備えた街として若者にも人気のエリアになっているのだとか。
立派な鳥居をくぐると松陰先生の銅像が迎えてくれ、やっと会えました!という喜びを一人噛みしめつつ参拝し、お墓参りをしました。
その後、社務所に寄り御朱印をいただくと、なんともありがたい気分に。
「吉田松陰先生御言葉みくじ」を引いてみると、こんな言葉が書かれていました。
「天下なすべからざるの地なく、為すべからざるの身なし」
どんな地位にあっても、どんな身の上にあってもするべき事はあるものです。
神様から授けられた人生での役割がなにかを探求し、学んだことを社会に生かすことが大切です。
うーむ、深いお言葉です。
境内には、かつて指導を行っていた松下村塾のレプリカもあり、このような環境で幕末の志士たちが切磋琢磨した場所かと思うと感慨深くなりました。
今では、学業の神様として慕われているそうですが、私も松陰先生の教えを胸に刻んで、日々精進していきたいと思うのでした。
■松陰神社
https://www.shoinjinja.org/
念願の松陰神社です。 | 松陰先生の銅像です。 |
ご朱印をいただきました。しおりつきです! | 娘と一緒に御言葉みくじ。 |
松下村塾のレプリカです。 | 講義室は、凛とした雰囲気。 |
2両編成の世田谷線です。 | レトロな雰囲気の商店街も魅力的。 |