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班長業務の引き継ぎマニュアルを


[の] 日常生活

この1年間、地域の自治会の班長を務めました。
自治会は620世帯14,000人の大所帯。全部で20班からなり、私の班は、15組150世帯からなります。
班長は1年交替で、各組から持ち回りで選任されます。つまり15年に1回、当番が回ってくることになります。
だいたいこういう役目が回ってきやすいタチなので、きっと頼まれるのかなぁ、と思っていたら案の定そうなりました。
家人が出張に出るというその日の朝に、組の世話役の人がやってきて、せつせつと班長を依頼されました。
OKしないと玄関を出られないため、引き受けざるをえません。無駄に抵抗しては、新幹線に乗り遅れます。
世話役さんも、絶妙なタイミングを狙ったものです。

「ついに我が組に班長当番が回ってくる」、これは組にとって一大事だったのだということを、班長になってから思い知りました。
会う人会う人が「引き受けてくれてありがとう!」とか「助かったわー。これで私が生きている内は回ってこないわー!」とか「やっぱり若い人は頼れるわねー(いやちっとも若くないし......)」などなど、救世主のように賛辞されまくったからです。
中には「絶対、腰にくるわよ。肩もやるわよ!」と脅す、いや心配してくださる人もいました。。
こうしたご近所の反応に、「班長ってそんなに恐ろしいババだったのか......」と、びびってしまうほどでした。

しかし実際にやってみると、そこまで恐れるほどのことではありませんでした。
気持ちが逃げれば逃げるほど想像の中で恐くなる、というのは人間のサガのようです。
しかし、それなりに大変ではありました。

特に毎月の広報紙の配付はそこそこの重労働です。
月末に、世帯数分がどさっと玄関先に置かれており、それを持ち上げて家の中に入れるのが一苦労。
油断すると腰がやられます。
そして各組の世帯数分の仕分け作業。床一面に広報紙を広げ、帳合いしますが、
たびたび数が合わずにやり直しに......。ただでさえ短い睡眠時間が削られます。
そうして仕分けした広報紙を各組長宅に届けるわけですが、150部ですからね。結構重い。
しかも日中は仕事なので、夜中に組長宅に向かい、玄関先で怪しくごそごそします。
それでも皆が読んでくれるなら報われますが、その点ははなはだ疑問です。

私の班は坂や階段が多く、なかなかに足腰が鍛えられます。
ある組の組長は、神社の社務所にお住まいの神主さんで、つまりは階段のてっぺん!
普段なら正月にしか行かない神社に毎月通い、ついでに班員の健康と安全を祈願して終了。
しかし、家人がかなり協力的に補佐してくれたので、さほどストレスなく、むしろ楽しんでやれたかもしれません。
「やれば終わる」業務というのはいいものです。業務マニュアルの受託などは「やればやるほどやること増える」傾向がありますから。

さて、そんな班長業務も余すところあと1か月。
次の組に引き継ぐために、簡単なマニュアルも作成しました(仕事柄、やはり作らねば......)。
しかし、恐い恐いババですからね、次の組では班長選任が難航しているようです。
まさか後任決まらず留任......、などといいうことのないよう、せっかく作ったマニュアルを新しい班長に使ってほしいものです。
一番引き継ぎたいことは、やるからには楽しんで、ってことかもしれませんが。

★班長引き継ぎマニュアル(やること一覧)を、一部加工してご紹介。

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